「ぞ」「なむ」「や」「か」→結びは連体形
「こそ」→結びは已然形
係り結びとなる係助詞の結びは、上記のようになりますよね。
ここからが本題です。
「いかが」というのは、もともと「いかにか」だったものが転じてできた言葉です。
「如何に」という副詞+「か」という係助詞です。
「いかにか」には係助詞の「か」が入っているため、結びは連体形になる訳です。
「いかが」は、どうして、どのように、みたいな感じで訳せます。
「けん」は過去推量の助動詞ですね。「~たのだろう」と訳せます。
「いかばかり(如何ばかり)」は、
形容動詞「いかなり」の語幹である「いか」+副助詞の「ばかり」となります。
係助詞がある訳でもないので、連体形にする必要はありません。なので、文末ですので終止形で良いです。
「どんなにか」の「か」がついているのではないでしょうか。
「か」は疑問ということを強調したければ入れるべきです。最後に持ってきてもいいと思いますよ。
「いかばかり」は程度や状態を推測するものです。
どれほど、どれくらい、のように訳せます。