古文
高校生

呼応の副詞について
この馬いかがしたりけん、という分があり
この馬はどうしてしまったのだろうかという訳になり
なぜけん連体になるのでしょうか?なんで疑問になるのですか?
また、いかばかり嘆くらん、という文があり
今ごろはどんなにか嘆いているだろうという訳になり
なぜこれはらんは終止形になり、訳にかがつかないのですか?

回答

「ぞ」「なむ」「や」「か」→結びは連体形
「こそ」→結びは已然形

係り結びとなる係助詞の結びは、上記のようになりますよね。

ここからが本題です。
「いかが」というのは、もともと「いかにか」だったものが転じてできた言葉です。
「如何に」という副詞+「か」という係助詞です。
「いかにか」には係助詞の「か」が入っているため、結びは連体形になる訳です。

「いかが」は、どうして、どのように、みたいな感じで訳せます。
「けん」は過去推量の助動詞ですね。「~たのだろう」と訳せます。

「いかばかり(如何ばかり)」は、
形容動詞「いかなり」の語幹である「いか」+副助詞の「ばかり」となります。
係助詞がある訳でもないので、連体形にする必要はありません。なので、文末ですので終止形で良いです。

「どんなにか」の「か」がついているのではないでしょうか。

「か」は疑問ということを強調したければ入れるべきです。最後に持ってきてもいいと思いますよ。

「いかばかり」は程度や状態を推測するものです。
どれほど、どれくらい、のように訳せます。

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