古文
高校生
解決済み

なぜラ行変格活用動詞になるのかが分かりません。
助動詞けりの接続が連用形だからかと思ったのですが、ラ行四段活用動詞の連用形も「あり」でした。
誰かお願いします!

今は昔、竹取の翁といふものありけり。 ラ行変格活用 ラ行四段活用
動詞

回答

✨ ベストアンサー ✨

古文で「あり」と出てきたら、95%くらいはラ行変格活用です。残りの5%は何かと言うと、「ラ行四段活用」ではなく、「ラ行下二段活用」です。

ラ行変格活用の「あり」は、何かが存在していることを表す動詞です。漢字に直すと、「在り」「有り」となります。

ほとんどの場合、「(物、事、所が)ある」、「(人が)いる」と訳します。
他にも、「住む」「暮らす」「過ごす」「栄える」といった意味があります。

今回の文では、人が存在していることを表したいので、「翁という人がいた。」という、「いる」で訳すのが普通です。

では、どのような時にラ行四段活用になるのでしょうか。結論から言うと、
ラ行四段活用の「ある」は、存在しません。この時点で、Bのラ行四段活用という選択肢は見ただけで消すことが出来ますよ。ボーナス問題です!

ちなみに存在するのは、ラ行下二段活用の「ある」です。忘れた頃にやってきます。
せっかくなので、ご紹介しますね。

「生る(ある)」ラ行下二段活用
→(神や天皇など、神聖なものが)生まれる

「荒る(ある)」ラ行下二段活用
→荒れる、荒廃する、興ざめがする、しらける

「散る(ある)」ラ行下二段活用
→遠のく、離散する

ご丁寧にありがとうございます!

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回答

助動詞けりの接続から考えるのはいい考えです。

今回のこの「あり」は動詞の「あり」です。
動詞の「あり」は数少ないラ行変格活用動詞です。
(あり、をり、はべり、いまそかり…みたいな奴らです)
だから、今回はラ行変格活用の方が正しくなります。

ご丁寧にありがとうございます!

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