化学
高校生
チェック化学183 解説を読んでも理解出来ません💦
[2013 追試 改]
183. ヨウ素価 3分 油脂 100g に付加するヨウ素の質量[g] の数値をヨウ素価という。 次の油脂 a
cについて,ヨウ素価が大きい順に並べたものはどれか。 正しいものを,後の①~⑥のうちから一
つ選べ。 H=1.0,12,16,I=127
a
ステアリン酸C17H35COOH だけで構成されている油脂
b オレイン酸 C17H33COOH だけで構成されている油脂
C
リノール酸 C17 H31 COOH とオレイン酸との2種類(物質量比2:1)で構成されている油脂
①a>b>c
④b>c>a
②a>c>b
③b>a>c
⑤c > a > b
⑥c > b > a
⑥ [2018追試]
眠り。
「Cには6個の原子からなる環が存在す
らは,
酢酸の刺激臭が
ウムが生じる。 酢酸は
■激臭はしない。
個の炭素原子と1個の酸素原子
(計5個)からなる環は存在する
が、6個の原子からなる環は存
在しない。
Cは無水マレイン酸であり、 4
H₁
O-O
06
H
無水マレイン酸
きは加水分解が起
る。
H3COOH + C2H5OH
た酢酸とエタノー
一容液になる。
DICにはカルボキシ基が存在する。」
Cは無水マレイン酸であり,酸無水物の構造
-CO-O-CO-は存在するが, カルボキシ基は
存在しない。
よって、正しいものは、②。
BはCHO であり、 その構造異性体には次の3種
類がある。
CH3-CH2-CH2-OH (1-プロパノール)
CH3-CH(OH)-CH3 (2-プロパノール)
酸がエステル化により結合した化合物である。
CH₂OH
CHOH + 3R-COOH
CHOCO-R
CHOCO-R + 3H2O
CH₂OH
リモザジ
脂肪酸
CH₂OCO-R
油脂
したがって, ステアリン酸だけで構成されている油脂 a
(分子量 890) には, C=C結合は存在しない。
オレイン酸だけで構成されている油脂 b (分子量 884) 1
分子中には, 1×3=3(個) のC=C結合が存在する。
リノール酸とオレイン酸との2種類(物質量比2:1) で
構成されている油脂c (分子量 880) 1分子中には,
2×2+1×1=5(個) のC=C結合が存在する。
181
一つのC=C結合にヨウ素12 (分子量254)1分子が付加
するので, 油脂a, b, c のヨウ素価は,
184
a 0(ヨウ素は付加しない)
CH3-O-CH2-CH3 (エチルメチルエーテル)
よって、正しい数は,③。
100
b
x3×254≒86.2
884
100
C
×5×254≒144
880
B
する。
Note
182 0
脂肪酸を R-COOH とすると, 油脂をけん化したと
化学反応式は,次のようになる。
B5
CHOCO-R
MOCO-R +3NaOH
CHOCOR TH
CH2OH
CHOH + 3R-COONa
CH2OH
油脂はグリセリン 1分子と脂肪酸3分子が脱水縮
エステル化)した構造をもつ。
ーンができる M
-CH 決定 22
分子と B が
エステル結
要になる。
2B
CHOH
CHOH +3R-COOH →
CHLOH D
油脂
CHOCO-R
CHOCO-R + 3H2O
水
CHOCO-R
したがって、飽和脂肪酸の分子量をMとすると 油脂
の分子量は,
92 + (M×3)
グリセリン脂肪酸の
の分子量 分子量×3
(18×3)=3M+38
Bはアル
ジカルボ
水の分子量×3
OH)2 と
応を示
この油脂 44.5gをけん化するのに必要な水酸化ナトリ
ウム(式量40) が 6.00g であったので, 化学反応式の係
数の関係より,
6.00 g
40.0g/mol
酸であ
44.5 g
(3M+38)g/mol
×3
M=2840
トラ
体の
1836
付加
る。』
斉炭
よって, ヨウ素価が大きい順に並べると, cb>a⑥
補足 炭素数が同じ油脂どうしの場合, C=C結合一つに
つき,分子量が2減る。 そのため,この問題では, a, b, c
の分子量はほぼ等しいと考えてよく, それぞれの具体的なヨ
ウ素価を計算しなくても, 1分子中のC=C結合の数によって,
ヨウ素価の大小を比較することができる。
Point ヨウ素価
油脂の分子量を M, 構成脂肪酸に含まれるC=C結合の
数を個とすると, ヨウ素価は次のように表される。
ヨウ素価 i=
100:
M:
油脂 100g
の物質量
×
n
×
油脂1mol に mol
のIが付加
254
I2 の分子量
184 ③
① 正しい。 高級脂肪酸とグリセリンからなる油脂に
は, 1分子当たりエステル結合が三つ含まれる。そ
のため、油脂と KOH (式量56) は,次のように1:3
の物質量の比で反応する。
C3H5 (OCOR)3 + 3KOH
C3H5(OH)3 + 3RCOOK
油脂の平均分子量をMとすると, けん化価は次の
ように表される。
ステアリン酸 C17 H35 COOH は, 一般式 C, H2 + COOH
表すことができ,分子中にC=C結合を含まない。
オレイン酸 C17 H 33 COOH は, 一般式 CH2COOH で
試すことができ, 1分子中に C=C結合を1個含む。
リノール酸 C17 H31 COOH は, 一般式 CH3COOH で
すことができ, 1分子中にC=C結合を2個含む。
また、油脂は、グリセリンがもつ三つの-OH に,脂肪
けん化価=
1
M
油脂の物質量
mol×3×56g/mol×
1000 mg
1g.
単位をgから
KOH の物質量
mgへ
KOHの質量
したがって,Mが大きければけん化価は小さくなり,
Mが小さければけん化価は大きくなる。
②正しい。空気中に放置すると酸化して固化しやす
乾性油は,その分子中に炭素間二重結合を多くも
第4編 第11章 アルコールと関連化合物
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