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御沙汰/さうらは/んず/らむ
のように分けられます。
「御沙汰」は、「ご命令」「ご報告」などと訳せます。
「さうらは」は、ハ行四段活用動詞「さふらふ」の未然形です。「あり」の丁寧語(補助動詞ではなく本動詞)だと思います。「あります」「ございます」と訳せます。
「むず(んず)」は未然形接続の、推量の助動詞です。「さうらふ」というハ行四段活用の動詞の未然形に接続していますね。
「らむ」は終止形接続の、推量の助動詞です。同じく推量の助動詞「むず(んず)」の終止形に接続していますよね。
※余談ですが、「むずらむ」は、平安時代の中頃に「む」が「ん」と発音されるようになり、「んずらん」となりました。
「さうらはんずらむ」のようになった場合、「さうらふ」が「あり」の丁寧語の場合、「ございましょう。」「ありましょう。」と訳ができます。
ご命令がございましょう。
ご報告がありましょう。
みたいな感じで訳すことができます。
「むず」「らむ」の文法的意味ですが、
「むず」は推量
「らむ」は現在推量
だと思います。「ございましょう」に推量のニュアンスが含まれているのだと思います。違ったらごめんなさい。