✨ ベストアンサー ✨
「る」の1文字になるものは、2通りあります。順番に考えて行きましょう。
①受身尊敬自発可能の助動詞「る」の終止形の場合
「る」は四段、ナ変、ラ変動詞の未然形接続で、
「らる」は、それ以外の動詞の未然形接続です。
よって、「給ふ」はハ行四段の未然形が確定します。(下二段の給ふは「らる」でなければならないから)
なので、「給はる」となります。
②完了の助動詞「り」の連体形
「り」は四段の已然形、サ変の已然形に接続します。
サ未四已リ完ちゃん(さみしいりかちゃん)と覚えると良いです。
よって、「給ふ」はハ行四段の已然形が確定します。
なので、「給へる」となります。
①②に共通して、「給ふ」が四段活用なので、これは尊敬の意味を持ちます。(下二段の給ふは謙譲)
見分け方ですが、写真の文章を読むと、「る」の下に「、」があります。本来「、」の上は連用形ですが(例外もある)、今回は終止形or連体形しか有り得ません。この場合は、連体形の時が多い気がします。(「、」の上が終止形になるものをまだ見たことがないです)
それに加え、「せ・給へ・る」というのはよく出てくる表現で、尊敬・尊敬・存続という組み合わせが多いです。「せ」を尊敬で訳した時は、「る」を尊敬で訳すことはほぼないと思います。尊敬・尊敬・尊敬という組み合わせは聞いたことがないです。
打消、反語がないこと、知覚・心情を表す動詞がないこと、「る」の後に給ふがないこと、「~に~る」という表現がないこと、これらの理由により、自発可能受身では無いことがわかると思います。これは写真を参照してください。
よって②の完了の助動詞「り」です(せ給へるの時は存続で訳されることが多い気がする)
いえいえ!間違ってたらすみません!
いえいえ!!大丈夫です!!
訂正もありがとうございます🙇♀️
理解できました!とても詳しく回答ありがとうございます🙇♀️