生物
高校生
高校生物🪼です!!
(2)がわかりません!!答えを見ると、Aとaが1:1の割合で存在すると書かれてあるのですが、なぜそうなるのかがわかりません💦
どなたかよろしくお願いします🙇♀️
思者 29 次の文章を読み、以下の各問いに答えよ。
哺乳類であるラットでは,常染色体のすべての遺伝子座において同一の対立遺伝子
をもっている近交系(純系)のラットをつくりだすことができる。
ある近交系ラット (S) では, 肝臓への銅の異常な蓄積が雌雄の区別なく見られる。
36
リード D
また,Sの毛色は黒色であった。 このような銅の異常蓄積を引き起こす病気の遺伝
子 (注)を解析するため,Sの雄を、異常蓄積が見られない別の白色の近交系ラット (W)
の雌と交配した。すると、得られた雑種第一代 (F,)の個体のすべてで銅の異常蓄積は
認められず、毛色は黒色であった。 この結果より, Sで見られる銅異常蓄積は()
形質であることがわかった。 また, 毛色を決める遺伝子 (注)について、 Sは黒色にする
(イ) 遺伝子をもっていることが判明した。 さらに,そのF, どうしを交配すると,
得られた雑種第二代 (F2)には,銅異常蓄積で黒色のもの,銅異常蓄積で白色のもの
正常で黒色のものおよび正常で白色のものという4つのタイプが①:1
④の比で現れた。 この結果から,銅異常蓄積を引き起こす遺伝子と毛色
を決定する遺伝子は (ウ)しており, その2つの遺伝子間の組換え価は20%である
ことがわかった。
表は, その F2 で得ら
れたデータの一部(ラッ
ト1~6) であり, 縦1列
が1匹の個体に対応して
いる。 前述の実験で用い
た2つの近交系ラット
(SとW) の間でDNA の
塩基配列が異なる部分が
ある。 そのようなDNA
の塩基配列をマーカー
(目印)として利用するこ
とで,常染色体の特定の部位における1対の DNAの塩基配列が,どちらの純系ラッ
トから伝えられたものかを決定することができる。 図の左に示すように, ラット第9
染色体にはマーカー A~Fがあり, A-B-C-D-E-Fの順に並んでいることが判
明している。このようなマーカーの伝達をラット1~6で調べたところ, 図に示すよ
うな結果が得られた (ラット1~6は表のものに対応している)。 図のラット1~6の染
色体では、黒で示す染色体部位がSに由来し, 白で示す染色体部位がW に由来して
いることを示している。 このような結果から, 銅異常蓄積を引き起こす遺伝子と毛色
を決定する遺伝子のラット第9染色体における位置を決めることができる。
(注) 銅異常蓄積を引き起こす遺伝子と毛色を決定する遺伝子は,それぞれが単一で
あり,ともにラット第9染色体上にあることがわかっている。
(1)(ア) (ウ)に適切な語句を, ①~④に適切な数値を入れよ。
(2) 下線部の F2 どうしを無作為にいろいろな組み合わせで交配した場合に,得られた
子の中で銅異常蓄積を示すものと示さないものの比率を推定せよ。
(3) 表および図に基づくと, ① 銅異常蓄積を引き起こす遺伝子と, ② 毛色を決定す
る遺伝子の位置は,マーカーA~Fのどれに最も近いと予想されるか。
[新潟大
ラット番号
性別
銅蓄積
毛色
1
2
3
4
5
雄 雌 雌 雄 雌
正常
異常
黒
正常
黒
異常
白
異常
黒
黒
マーカー A
マーカー B
マーカーC…
|←マーカーD・・・・・
マーカーE・・・・・
マーカーF・・・・・・
ラット
第 9 染色体
6
雄
正常
白
第1章
生物の進化②
ラット1 ラット2 ラット3 ラット4 ラット5 ラット 6
F2
遺がかの
-ら、
鎖のえ
型鎖
の
考え
ら、
4の
の割
定す
を指
(1) (ア) 潜性 (イ) 顕性 (ウ) 連鎖 ① 24 ② 1 3③ 51 ④ 24
(2) 銅異常蓄積:正常 = 1:3 (3) ① マーカー E ② マーカー B
解説 (1) S(銅異常蓄積・黒色) の雄とW(正常 白色) の雌を両親として得たF, はすべて正
常黒色であることから, 銅異常蓄積は潜性形質であり、黒色は顕性形質であること
がわかる。 また,2つの遺伝子間の組換え価は20%と書かれているので,2つの遺伝
[4] 子は連鎖していることがわかる。
銅の蓄積について正常な遺伝 P
子をA, 異常な遺伝子をα, 毛
色について黒色の遺伝子をB,
白色の遺伝子をbとしてこの交
配を図示すると右図のようになる。
F
( P の配偶子)
正常・黒色: 正常・白色
= [aB]: [ab]: [AB]: [Ab]
= 24:1:51:24
リードα生物 19
S・・・ 銅異常蓄積・黒色 aa BB × W・・・ 正常 白色 AAbb
となる。
aB
正常 黒色 AaBb
このF1が配偶子をつくるとき, これら2つの遺伝子間で20%の割合で遺伝子の組
換えが起こるので, F, がつくる配偶子の遺伝子の組み合わせとその分離比は,
AB:Ab:aB:ab = 1:4:4:1
となる。したがって, F2 の遺伝子型
は右表のようにして求めることができ,
これを整理すると、合様よ
(1) 異常 黒色 : 異常・白色:
Ab
1AB 4 Ab 4aB
1AB
4 Ab
1AABB 4AABb 4 AaBB
4AABb 16AAbb 16 AaBb
4aB 4AaBB 16AaBb 16 aaBB
1ab 1AaBb 4 Aabb 4 aaBb
to
となる。
(2) F2のもつ遺伝子のうち, 銅の蓄積に関係する遺伝子 (A, a) のみに着目すると, 遺伝
Aとは1:1の割合で存在する。 したがって, F2 がつくる配偶子にも, A: α =
1:1の割合で含まれ, 右表より, F2 どうしの交配で得られる子の
遺伝子型の分離比は,
い
AA: Aa: aa = 1:2:1 A
38
となる。 これを表現型の分離比にすると効
銅異常蓄積: 正常= [a]: [A] = 1:3
a
lab
1 Aa Bb
4 Aabb
4 aaBb
laabb
A a
A AA Aa
Aa
aa
第1章
MALTO
MAAJA
(3) ① 銅異常蓄積のラットは, 1,34である。 この銅異常蓄積を引き起こす遺伝子は
潜性遺伝子であり,近交系ラットSに由来している。 図では, Sに由来する染色
体は黒で示されている。 したがって, 銅異常蓄積を引き起こす遺伝子は, 1, 3,4
のラットすべてにおいて, 相同染色体の両方が黒で示されるマーカー部分の近く
に存在すると考えられる。 相同染色体の両方が黒の部分は, ラット1ではDとE,
ラット3ではEとF, ラット4では B, C, D, E, F であり,これら3個体に共
通するのはマーカーEの部分である。 よって, 銅異常蓄積を引き起こす遺伝子の
Sが105よりも
位置はEに近いと考えられる。
② 毛色についても潜性の白色個体に着目して考える。 白色遺伝子は,近交系ラット
W に由来しており, W に由来する染色体は, 図では白で示されている。 毛色が白
色のラットは3と6であり, 相同染色体の両方が白で示される部位は,ラット3
ではAとB, ラット6ではBである。 よって,これらに共通するマーカーBの部
位の近くに, 毛色を決定する遺伝子があると推定できる。
G
回答
まだ回答がありません。
疑問は解決しましたか?
この質問を見ている人は
こちらの質問も見ています😉
おすすめノート
【生物基礎】細胞の構造と働き
9236
49
【生物基礎】要点総まとめ(全単元網羅)
5705
41
【生物基礎】細胞周期と体細胞分裂
5219
21
【受験】*生物基礎*全範囲
4305
6
生物基礎 免疫
3389
32
【生物基礎】顕微鏡/スケッチ/ミクロメーター
3286
13
生物基礎
3282
21
【生物基礎テ対】生物の体内環境
2263
12
生物基礎バイオーム語呂
1818
21
生物基礎 第1章 I
1536
39