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A + B →2C において、それぞれの係数は比を表しています。
A,Bの係数は1, Cの係数は2なので、例えばAもしくはBがそれぞれ100個反応したとき、Cは何個できるかを考えると、それは2倍の200個になりますね。
このように、係数を使って比を考えることができます。実際の量は分かりません。ですが比が分かれば、化学反応において各物質がどれくらいの割合で反応していくのかが分かるわけです。
今回は反応速度を考えています。
表より、Aの反応速度Vaは分かりました。さて、BやCはどうでしょうか。もちろん表がないので、Aの時のようにB,Cの反応速度を実際のデータを使って求めることはできません。
しかし、反応式は与えられています。そして反応式から比が分かるのでした。よって、BとCの反応速度もわかるのです。
Aが100個あるとしたら、もちろんBも100個反応します。なぜなら1:1だからです。
Aが100個あるとしたら、1:2よりCは2倍だけできるはずなので、200個できるのです。
反応速度も同じです。Aが反応していく速度の2倍だけCは速いはずです。なぜなら1:2で反応するからです。つまり、Aよりも2倍分だけ多く作らなければ反応式が成り立たないのです。
よって、反応速度の比は
Va:Vb:Vc=1:1:2
となります。