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モル濃度の単位はmol/Lで、分子は溶質(mol)で分母は溶液(L)です
分子は今回10gなので、そのまま10(g)÷160(mol/g)＝10/160(mol)です
分母は溶液ですが、今回は100gですよね
溶液のgをLに直すために密度を使っています
密度の単位は1.11(g/mL)です
これは、溶液1mLは溶液1.11gと同じだという意味です
(1mL＝1gだと勘違いしている人が結構いますが、それは水だけです。)
ここで、1Lは1000mLです。今回はLの値を使いたいので
1mLをLに治してあげます
1mLは0.001Lですよね？
さらに、1000mLは1Lです
密度を1Lあたりにしたいので1000倍します
1mLあたり1.11gなんだから、それが1000mLあれば当然1110gありますよね
そうすると、密度は1110(g/L)になります
これは、溶液1000mLあたり溶液1110gという意味です
(1000mL＝1Lとしています)
余談ですが、濃度の問題ではこのように密度を1000倍してLに直して使うことが多いです
これで溶液のgとLを変えられますね
溶液は元々100gなので、100(g)÷1110(L/g)＝1/111(L)
これでmolとLが出たため、モル濃度＝10/160(mol)÷100/1110(/L)
整理すると、111/160(mol/L)＝0.69375となります
さらに質量モル濃度も求めます
溶質(mol)はモル濃度で求めたので大丈夫です
溶媒は今回は水です
そもそも溶液、溶媒、溶質の違いは分かっていますか？
溶媒は溶かしている液体、溶質は溶けている物質、溶液は溶媒と溶質の混合物です
今回で言えば、溶媒は水、溶質はCuSO4です
質量パーセント濃度が10%というのは、溶液100gあたり溶質が10gあるよ、という意味です
なので、溶液から溶質を引けば溶媒が出てきます
なので水は100-10＝90(g)です
質量モル濃度の単位は(mol/Kg)です
1Kgは1000gなので、90gは0.09Kgです
なので、10/160(mol)÷0.09(/Kg)＝0.69444.....
同じ答えが出ましたね
さて、その写真の解答と私の解答では少し違うな、と思いましたか？
でも、やってることは全く同じです
あなたの疑問点はいきなり出てくる謎の1/1000だったりする数字だと思います
それは私の解答を見てわかる通り、単位を合わせるためだと言うことが分かりますか？
例えば、モル濃度の単位は(mol/L)だけど
密度は(g/mL)で与えられてるから
mLではなくLを使いたいため、1mL＝0.001Lだから
1/1000をしています
わざわざその写真のようにやるより、1Kgは1000gだから1gは0.001Kgだとか、1Lは1000mLだから1mLは0.001Lだとかいう感じでやった方がわかりやすいかと思います
また、上の解答を見てもわかるかと思いますが、モル濃度や質量パーセント濃度、質量モル濃度の単位をしっかり気にすることが大切です。
