7 金星の見え方について調べるために, 山梨県のある場所で次の観察を行った。 図1は,太陽,
金星, 地球および, 黄道付近にある星座の位置関係を調べ, 模式的に表したものである。 Aは
観察を行った2月4日,Bはその日から約4か月後の6月7日の地球の位置をそれぞれ示している。
また,Pは地球がAのとき, Qは地球がBのときの金星の位置をそれぞれ示している。 1~5の
問いに答えなさい。
〔観察〕 ①2月4日の午後6時に金星を西の空に見つけた。
さそり座
B
(2) この日の地上の風景と金星の位置をスケッチし, 同時に星座をつくる恒星を記録
した。
金星を天体望遠鏡で観察し, その金星の形を肉眼で見たときのように上下左右の
向きを直して記録した。
図2は、②,③の観察結果である。
図 1
金星の公転軌道
みずがめ座
太陽
うお座
しし座
地球の自転の向き
A 地球の公転軌道
「地球と金星の
公転の向き
おうし座
うお座をつくる恒星
金星
南西
西
図2
北西
(7)
O
金星の形
2月4日 午後6時の観察
1 2月4日の午後6時に,南の空に見える星座は何か。 次のア~エから最も適当なものを一つ
選び、その記号を書きなさい。
ア しし座
イ さそり座
ウみずがめ座
エ おうし座
2図1で Bの位置に地球があるとき,地球から見た太陽の方向と金星の方向とがなす角度は,
約45°であった。 また, 金星が沈む位置は,太陽が沈む位置とほぼ同じであった。この日の
太陽が沈む時刻を午後7時とすると, 金星が沈む時刻は何時頃になるか。 次のア~エから
最も適当なものを一つ選び, その記号を書きなさい。
ア 午後4時頃
イ午後8時頃
ウ午後10時頃
エ 午前0時頃
3図1で,Bの位置に地球があるとき, 〔観察〕 と同様に金星の形を記録すると,
どのような形になるか, 図3の円の点線を利用してかきなさい。 ただし, 地上
から肉眼で見たときのように上下左右の向きを直した形とし,見える形を実線
で表しなさい。
図3
4図1で,AからBの位置に地球が移動するまでに,地球から見た金星の大きさは,どのよう
になると考えられるか。 次のア~ウから最も適当なものを一つ選び, その記号を書きなさい。
また,それを選んだ理由を書きなさい。
ア 大きくなる
イ 小さくなる
ウ変わらない
5 次の
は、 金星について述べた文章である。 ① には当てはまる語句を書きな
さい。 また、 ②には当てはまるものを,ア, イから一つ選び, その記号を書きなさい。
金星のように, 太陽のまわりを公転している大きな8個の天体を ① という。
の中で、金星は地球よりも内側を公転している。 このため,地球から観察すると,
金星は夕方の空か, 明け方の② 〔ア東イ西〕の空に見える。