化学
高校生
解決済み

正塩、酸性塩、塩基性塩の見分け方が全くわかりません。教えて欲しいです。

65 塩の分類 次の塩を,正塩はN, 酸性塩は A,塩基性塩はBに分類し,記号で答えよ。 (2) CH3COONa (4) Na₂SO4 (6) MgCl(OH) (1) KCI (3) NHẠCI (5) NaHSO4 答 (1) (4) N N (2) (5) N A (3) (6) N B

回答

✨ ベストアンサー ✨

まず、KClはKOHとHClからできた塩だということはわかりますか?

分からなければ質問してください
どこから説明するかを判断するために聞いてます

Luna

ありがとうございます!
わからないです…
教えてください。

たこ焼き

ごめんなさい。
本当は具体的に今回の問題を解きながら説明する予定でしたが、今日は時間がありませんでした。

とりあえず、何と何からできた塩なのかを求めるやり方を説明します。

たこ焼き

中和では、塩と水が生じますよね(たまに水が生じないこともある)
すなわち、酸性の物質+塩基性の物質→塩+(H₂O)

ということは、塩が何からできているかを知るためには、塩に水を足してみたらわかる。
 ※ただし、~アンモニウム、という場合は中和で水が生じないので、水を足してもダメ

どういうことかというと、
  ※反応式の係数は無視してます
例えば、
 NaCl+H₂O→(Na⁺+Cl⁻+H⁺+OH⁻)
      →NaOH+HCl
 よって、塩化ナトリウムは水酸化ナトリウムと塩酸からできた塩である。

 CaCO₃+H₂O→(Ca²⁺+CO₃²⁻+H⁺+OH⁻)
      →Ca(OH)₂+H₂CO₃
      →Ca(OH)₂+H₂O+CO₂
 よって、炭酸カルシウムは水酸化カルシウムと炭酸からできた塩である。

塩化アンモニウムの場合は、~アンモニウムだから、水を足してもダメ。
~アンモニウムというときは、アンモニアを取り除けばわかります。
どういうことかというと、
 NH₄Cl→NH₃+HCl
塩化アンモニウムはアンモニアと塩化水素の塩。

このように、まずは何と何からできた塩なのかを求めます 
で、そのあと、次の画像のように、水溶液の性質を考えます

たこ焼き

基礎事項
 弱酸+強塩基の正塩 ➡️水溶液は塩基性
 強酸+弱塩基の正塩 ➡️水溶液は酸性
 強酸+強塩基の正塩 ➡️水溶液は中性
 強酸+強塩基の酸性塩➡️水溶液は酸性
 強酸+強塩基の塩基性塩➡️水溶液は塩基性
 要は、強いものが勝つ、ということ。
 ただ、両方が強い場合は、正塩、酸性塩、塩基性塩なのかで、水溶液の性質は決まる

(1)KClはKOH(強塩基)とHCl(強酸)からできている。
 両方が強いから、KClが正塩、酸性塩、塩基性塩なのかで、水溶液の性質は決まる
 KClは正塩だから、水溶液は中性

(4)Na₂SO₄はNaOH(強塩基)とH₂SO₄(強酸)からできている。
 両方が強いから、Na₂SO₄が正塩、酸性塩、塩基性塩なのかで、水溶液の性質は決まる
 Na₂SO₄は正塩だから、水溶液は中性  

(5)NaHSO₄はNaOH(強塩基)とH₂SO₄(強酸)からできている。
 両方が強いから、NaHSO₄が正塩、酸性塩、塩基性塩なのかで、水溶液の性質は決まる
 NaHSO₄は酸性塩だから、水溶液は酸性

こんな感じです。

考えてみてわからない問題があれば、質問してください。
明日解説しますね

Luna

丁寧にありがとうございます!
わかりました!

たこ焼き

よろしければ解決済みにお願いします

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?