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数的推理の濃度の問題で
①解説のステップ2の塩の量がなぜb/3になるのか
②ステップ3で立てられてる式で300×500/1200で塩の量が求められるのか。(×300の意味とは)

あと、最後の答えの濃度を求める式の100+125の100は沈殿物の事なんでしょうか?

公式に当てはめて求めているのだと思うのですが、解法が何回読んでも理解できません。
教えてください。

必修問題 ある塩の水溶液A,Bは,濃度が互いに異なり, それぞれが1,200gずつあ えん が緩んでいたため, 水溶液Aの水分の一部が蒸発した結果, 100gの塩が沈殿 る。 両方を別々の瓶に入れて保管していたところ, 水溶液Aが入った瓶の蓋 した。 この沈殿物を取り除くと, 水溶液の重量は800gとなったが,これに水溶 液Bのうちの400gを加えたところ,この水溶液の濃度は水溶液Aの当初の濃 度と同じになった。 次に、水溶液Aから取り出した沈殿物100g に, 水溶液Bのうちの500gを加 えて溶かしたところ,この水溶液の濃度も水溶液Aの当初の濃度と同じにな った。 水溶液Aの当初の濃度はいくらか。 St なお、沈殿物を取り除く際には、水分は取り除かれないものとする。 【国家一般職・平成25年度】 1 22.5% 2 27.5% 3 32.5% 4 37.5% 5 42.5% 難易度 **
食塩水の問題では、食塩の量に着目する。 STEPO 最初の塩の濃度 最初のA,Bの塩の量をそれぞれa, b 〔g〕 とすると, 塩の量 水溶液の量 塩の濃度= x100=_ これより, a-100 + -x 100 であるから,それぞれの濃度は, STEP② 水溶液Aについて考える 水溶液Aについては, 沈殿した100 〔g〕 の塩を取り除き、そのときの水溶液の量 は800 〔g〕 で, これに水溶液Bを400 〔g〕 加えたのだから, その中の塩の量は一 b [g] である。 これが、水溶液Aの当初の濃度と同じであることから, b a-100+ 3 800 +400 12 b 3 100 +500 となり.4が正しい。 =a a 1200 よって.b=300 〔g〕 (g) STEP③ Aの濃度を求める 量の食の a b x 100= 12,1200 300x =125〔g〕もど 500 1200 であるから,水溶液Aの当初の濃度は, 100 + 125 225 6 次に,水溶液Aから取り出した沈殿物100gに水溶液Bのうちの500gを加えて溶 かすと,この500gに含まれる塩の量は, x100= - x100= = 37.5 (%) b 12 正答 4
数的 濃度

回答

 ①まず、bとは1200グラムの水の中に入ってるB水溶液の塩の量です。水溶液がどんな量であっても濃度は一定すなわち、塩と水溶液の量の比は一定なので、
b/1200=b'/400(b'をB400gの中に入ってる塩とする)
という式が成り立ちます。
 そうするとb'について解けばいいので、b'=b/3が成り立ちます。

 ②水溶液1200グラムの中に含まれる塩の量が300グラムです。当たり前ですが、濃度が一定であれば水溶液の量が減れば減るほど水溶液の中に含まれる塩の量も減ります。そして、水溶液が1200グラムからその500/1200倍の500グラムになれば、1200グラムに含まれる塩300グラムも500/1200倍になります。(水溶液の量に水溶液に含まれる塩の量は比例する。)
 
 そのため、300×500/1200で水溶液500グラムに含まれる塩の量が出るのです。
 
 そして、沈殿物100グラムはすなわち100グラムの塩に過ぎないので、最後の式の意味は作った水溶液(加えた100g+B水溶液500g)の中に含まれる塩の量(加えた100g+加えたB水溶液の中に含まれる塩)を水溶液全体で割って作った水溶液の濃度をもとめています。この作った水溶液の濃度がAの濃度と一致するので、答えがこの式で出るのです。

 最後に、水溶液がらみの問題が出たらまず意識しなければならないのは、各操作によって作られた水溶液全体の量と水溶液の中に含まれる塩の量が幾つなのかということです。この問題もそれにつきます。なぜならば、その二つがもとまれば各操作における濃度を出すことができるからです。
 
 すなわち、最初のAの塩の量はaでA全体の量は1200g、最初のBの塩の量はbでB全体の量は1200gというところからスタートします。(濃度はそれぞれa/1200、b/1200)
 
 そこから蒸発した後100gの沈殿物を取り除いたAの塩の量はa-100、Aの全体の量は800g(問題との関係ではここは出さなくていいですが、慣れるまでは練習で出した方がいいでしょう。)です。

 次に水溶液B400gを加えた時のAの塩の量はa-100+b/3、Aの全体の量は800+400=1200gです。

 そして最後に500グラムのB水溶液に塩100gを加えた時の塩の量は125+100=225g、全体の量は100+500=600gです

 この計算を慣れるまではしつこくやってください。
 そうすれば必ず濃度の問題ができるようになります。

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