6 凸レンズを通った光によってできる像について調べるため、 次の実験1~3を行いました。 これに関
して, あとの (1)~(4)の問いに答えなさい。
実験 1
① 凸レンズやトレーシングペーパー
(半透明のうすい紙) を用いて, 図1の
ような簡易カメラをつくった。 この簡
易カメラでは内箱を動かすことができ,
内箱に貼ったトレーシングペーパーが
像をうつすスクリーンの役割をしてい
る。
② 図2のような物体を、図3のように, 簡易カメラの凸レンズから20cmの位置に置いた。
③ 簡易カメラの外箱を固定し, 図3
の
からス
リーンを見
内箱 けを
したところ, スクリーンに、 実物と同じ大きさのはっきりとした像がうつった。 この位置で内
箱を固定し, 凸レンズからスクリーンまでの距離を測定した。
図2
図3
凸レンズ 外箱 スクリーン
物体
不20cm
図 1
凸レンズ
10
実験3
実験1の簡易カメラを用いて, 凸レンズから物体までの距離を
5cmに変え, 簡易カメラの内箱を動かしたが, スクリーンの部
分に像はうつらなかった。 そこで, 内箱をはずして、図4の
のように外箱の中からのぞきこむと, 凸レンズを通して, 物体の
像が見えた。
スクリーン
(トレーシングペーパー)
外箱
実験 2
実験1の簡易カメラを用いて, 凸レンズから物体までの距離を25cm に変え, 簡易カメラの内箱
を動かした。 スクリーンにはっきりとした像がうつったところで, 内箱を固定し, 凸レンズからス
クリーンまでの距離を測定した。
図4
内箱
Erol
内箱
外箱
(1) 次の文章は, 実験1からわかることについて述べたものである。 文章中の m
n にあ
てはまるものの組み合わせとして最も適当なものを,あとのア~エのうちから一つ選び、 その符号を
書きなさい。
実験1の③で、スクリーンの像が下線部のようになったときの, 凸レンズからスクリーンまで
の距離は m cmであった。 このことから, この簡易カメラに用いた凸レンズの焦点距離
cmであったことがわかる。
は n
アm:10
ウ
m: 20
n: 10
n: 10
(2) 実験1でスクリーンにうつった像を、図3のの向きから見たときのようすとして最も適当な
ものを、次のア~エのうちから一つ選び、 その符号を書きなさい。
ア
y
イm: 10
I m: 20
(3) 実験2で、スクリーンにはっきりとした像がうつったときの距離Pとスクリーンにうつった像の大
きさは,実験1のときと比べてそれぞれどのようになっていたか。 簡潔に書きなさい。
n : 20
n : 20
(4) 次の文章は, 実験3について述べたものである。 文章中の X
y にあてはまるものの
組み合わせとして最も適当なものを,あとのア~エのうちから一つ選び, その符号を書きなさい。
実験3で, 凸レンズをのぞいたときに見られた像は, 実際に光が集まってできた像ではなく、
物体のないところから光が出ているように見える像である。 このような像を X といい,
である。
なども
ア x : 実像
イx : 実像
ウx: 虚像
工x:虚像
X
y: 映画のスクリーンにうつる映像
y: 顕微鏡で見られる像
y: 映画のスクリーンにうつる映像
y: 顕微鏡で見られる像
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