回答

『おほかた、延喜の帝、常に笑みてぞおはしましける。そのゆえは、「まめだちたる人には、もの言ひにくし。うちとけたるけしきにつきてなむ、めだちたる人には、もの言ひにくし。うちとけたるけしきにつきてなむ、人はものは言ひよき。それば、大小のこと聞かむがためなり。」と仰せ言ありける。それ、さることなり。けにくき顔には、もの言ひふれにくきものなり。 さて、「我いかで、七月・九月に死にせじ。相撲の節・九日の節の止まらむがくちをしきに。」と仰せられけれど、九月に失せさせ給ひて、九日の節はそれよりとどまりたるなり。左衛門の陣の前にて御鷹ども放たれしは、あはれなりしものかな、とみにこそとびのかざりしか。』→
【大体、延喜の帝は常ににこにこしていらっしゃる方であった。その理由は、「真面目すぎる人には物が言いにくい。打ち解けた様子であればこそ、人は物を言いやすい。だから、事の大小に関わらず様々な人から様々な事を聞くため(こうしてにこにこしているの)だ」とおっしゃっていた。それはもっともなことである。憎らしい顔に対しては、誰でも物を言いにくいものだ。 さて、「私はどうして、七月・九月に死なないのだろうか。(私=帝が崩御することで)相撲の節会と重陽節が中止になることが口惜しいからだろうか」とおっしゃっていたけれど、(帝は)九月にお亡くなりになって、九月九日に行われる重陽節はそれから中止されたのだ。その日、左衛門の陣の前で鷹どもが放たれたのは、とてもしみじみと感じ入ることだなあ。鷹どもは急には飛び去らなかったのだ。】

_作者不詳、「大鏡」の「延喜の帝」の章ですね。恐らく、誤変換しているから検索しても出て来ないのです。
_大鏡なら、いくらでも、現代語訳が出て来る筈です。
_それから、章の名だけ書いても(しかも誤変換で)、本文も載せずに、書いても誰も分かりませんよ。せめて、書名位は書きましょうよ。普通は本文も入力するのが面倒ならば、画像位入れますよ。著作権も作者不詳で保有者なしで当然に期限も切れているのだから。

_本文と現代語約とを載せているので、しかも、11文字だから、本文の該当部分はどこだか、分かりますよね?

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