✨ ベストアンサー ✨
_確率の考え方の問題です。続けて行う、と言うことは一連の作業で確率は変わらない、各作業は独立している、と言う考え方です。
_2回の作業で、赤玉が2回出たので、其処から仕切り直す、と言う考え方は、それまでの2回の作業が、後の作業の確率に影響を与えたので、独立していません。即ち、条件付き確率、ということです。赤玉が2回出たので、次の赤玉の確率は1/8と考えることは、其処で仕切り直して、新たに、赤玉1個、白玉7個の場合を考え直す、と言うことです。前提条件を変える、と言うことなのです。
_今回は、設問で、赤玉3個、白玉7個、が袋の中に入った状態からの確率を考えましょう、と言う前提条件ですので、さこ さんの考えかたに依る確率は間違いです。
_しかし、仕切り直したら、確率は変わるのだ、と言う事が今回実感として分かって貰えたのなら、それはこれからの人生に取ってとても重要なことなのです。
_つまり、前提状況によって、同じ事象(事柄)であっても確率なんて変わってしまうのだ、と言うことです。
_例えば、降水確率です。その日の降水確率は、6時間毎の区切りで出されます。それは、その予報時間の区切りの6時間に雨の降る確率であって、その日の24時間を通した雨の降る確率ではありません。
_0時〜6時の降水確率が50%、6時〜12時の降水確率が50%、12 時〜18時の降水確率が50%、18時〜24時の降水確率が50%、であれば、その日の0時〜24時を通した降水確率は、75%程度となる事が多いです。(個別の場合の確率は簡単には出せません。数学的には、50%以上になることだけが証明できます。)
_24時間を通した降水確率を同時に出すと、何故違う確率が出るのだ、と混乱する人が相当数出るだろうから、当日の24時間を通した降水確率を発表しないのです。
_数字や、確率と言う額縁を嵌めると、その説明はあたかも科学的に間違いのない説明であるかの様に多くの人をミス・リードします。確率と言うのは、全て前提条件に基づいたものであって、何が前提条件なのか?を把握することに努めて下さい。
_また、学校で習う確率は、全ての事象を数え上げることの可能な確率の話しが、99%です。これは、結果が数え切れない、統計上の確率とは、全く違うものです。
コメント遅れて申し訳ございません。
理解できました!丁寧に解説してくださってありがとうございます🙇🏻♂️
_降水確率の話しは、気象予報士でも、半分か1/3か程度の人しか理解していません。学校の先生や塾の先生も、殆どの人は理解していません。確認をするのなら、大学の数学科の確率の先生に確認して下さい。
_また、もっと極端な例を考えると分かるかと思います。例えば、来月10月全体を通した降水確率を考えて下さい。1回でも予報区域に雨が降ったら、降水と言う現象です。かなり、100%に近づくでしょう。来年の西暦2023年、1年間を通した降水確率は、もっと100%に近づきます。予報時間の区間時間が長くなれば長くなるほど降水確率は大きくなるのです。