日本史
高校生
解決済み

朝鮮戦争が始まりGHQはレッドパージして共産主義を追放しましたが、それなのになぜGHQは左派の日本労働総合総評議会を支持?したのですか

回答

✨ ベストアンサー ✨

順序がおかしくなっています。
説明のためにはまずは国鉄怪事件から説明させてもらいますが、国鉄怪事件の真相はどうであれ、日本国内の世論は反共へと移り変わっていくことになります。そして朝鮮戦争勃発直前にレッドパージ即ち共産党幹部などが公職追放をされることになるわけです。
そして公職のみならず一般の会社でも、共産党と仲が良い労働組合に所属している社員は社長からすると「もしかしたらこの社員もいつかストライキを起こして、俺が賃上げ等に逆らったら元国鉄総裁下山定則みたいにぶっ殺されるかもしれない!」と危機感を抱くのも不思議ではありません。こうした世論の動きから全国で10,000人規模で共産党系労組に所属する社員がクビになったりしました。こうした反共世論が蔓延る1950年に生まれたのが日本労働組合総評議会(総評)です。GHQの後押しがあったのは反共的労働組合だったからです。元々共産党系の労組が沢山あった中での反共の労組ですから当時のGHQには都合がよかったのです。

恐らく宵さんが総評は左派だと思われているのは総評が社会党の支持母体だったからだと思うのですが、総評はその性質上「ニワトリからアヒルへ」とも呼ばれます。当初は反共という卵を産んでくれるニワトリだったものの、後々戦争反対、安保反対とガーガー鳴くだけのうるさいアヒルの様になったからそう呼ばれています。

それと上でも軽く書きましたが、レッドパージが行われたのは、朝鮮戦争勃発直前です。難関大学では聞いてくることもあるので注意しましょう。

色々と誤解していたので助かりました。ありがとうございます!

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?