Question

なる

至急お願いします💦
高校（中学）理科（化学）

酸性の液体に金属を入れると、気体が発生すると言いますが、酸性の液体ならなんでも良いのでしょうか？

また、同様に金属ならなんでも良いのでしょうか？

発生する気体は何が発生しますか？

Answer 1

✨ ベストアンサー ✨

アフロ博士

先の方の詳しい説明の通り、金属と酸の反応が起こるかどうかはイオン化傾向の序列に従っています。
〇イオン化列〇
大←Li K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H2) Cu Hg Pt Au→小

イオン化傾向は読んで字のごとく、どれだけイオンになりやすいかという性質の度合いです。ここで注目すべきは水素H2の立ち位置です。酸な水素イオンを出すもの(アレニウスの定義)と言えるので、水素イオンが重要になってきます。
イオン化列のH2より左の金属は水素よりイオン化傾向が大きいですので、酸(水素イオン)に金属を入れると金属が溶けてイオンになり、水素イオンは単体に戻って水素分子となります。逆にH2より右の金属は水素よりイオン化傾向が小さいですので、酸に入れても反応せず水素イオンはイオンの状態をキープします。
イオン化傾向の勝負で誰がイオンになれるのかかけひきしているような感覚です。
ですから、単体の金属のうち上のイオン化列に示したH2より左の金属はすべて酸に溶けます。

ただし、不動態のケースを除きます。
不動態は濃硫酸、濃硝酸にさらされると表面に酸化皮膜を形成して酸との反応が起こらない金属のことです。
Fe, Ni, Alが入試ででてきます。
ですから、Fe, Ni, Alは濃硝酸、濃硫酸には溶けないという例外を覚えておく必要があります。

こんなところでしょうか。少しでも理解されれば嬉しく思います。

なる

とっても丁寧な回答ありがとうございます！

めちゃくちゃわかりやすいです🥰

例に出されている、イオン化傾向の並びのH2よりも左側のものはすべて酸素を発生させるのでしょうか？

アフロ博士

そうですね、左側の金属はすべて｢水素｣を出します。酸の水素イオン→水素分子になるからですね。
ただし、何度も申し上げるとおり不動態である｢Fe, Ni, Al(てにある)｣は濃硝酸、濃硫酸には溶けません。

なる

ごめんなさい💦間違えて酸素と入力してました、、笑笑

わかりました！

丁寧な説明ありがとうございます🥰