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説明をきっちり書かないとかなり減点されると思います. 特に(1)の一意性のチェックは厳しくされるでしょう.
(3)は(1),(2)からの流れを掴んでいないと解けないでしょう. 方程式の解α, βの問題ですから...
(4)はcosθあるいはcos2θに近づける発想力が要求されます. ここは試験本番なら出来なくても落胆する必要はないでしょう.
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(1)xについての2次方程式4x^2+2x-1=0を解くとx=(-1±√5)/4なのでα=(-1+√5)/4, β=(-1-√5)/4である.
2<√5<3から不等式0<1/2<(-1+√5)/4<1/2⇔cos(π/2)<α=cosθ<cos(π/3)が成り立つ.
区間π/3≦θ≦π/2でcosθはθに関して単調減少することに注意すると[これがただ一つ存在することの根拠になります],
θはπ/3とπ/2の間にただ1つあるといえる.
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(2)倍角公式からcos(2θ)=2cos^2θ-1=2{(-1+√5)/4}^2-1={(3-√5)-4}/4=β.
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(3)(2)の結果と解と係数の関係からcosθ+cos2θ=-1/2, cosθcos2θ=-1/4がいえる[積和か和積のどちらがよいか考えよう].
積和の公式から後者はcosθ+cos3θ=-1/2と書ける. すなわちπ/3≦θ≦π/2の範囲でcos3θ=cos2θとなるものを求めればよい.
これは和積の公式からsin(5θ/2)sin(θ/2)=0で, (1)よりπ/6≦θ/2≦π/4, 5π/6≦5θ/2≦5π/4なので5θ/2=π⇔θ=2π/5と一意に決まる.
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(4)sin(3θ/4)=sin(3π/10)=sin(π/2-π/5)=cos(π/5)と書ける. 鋭角であることに注意すれば, 半角公式から
sin(3θ/4)=cos(π/5)=√{(1+cos(2π/5))/2}=√{(3+√5)/8}=√{(6+2√5)/4^2}=(1+√5)/4.

LUX SIT

[訂正]
(1) 2<√5<3から不等式0<"1/4"<(-1+√5)/4<1/2⇔
(3) すなわち(1)よりπ/3≦θ≦π/2の範囲でcos3θ=cos2θとなるものを求めればよい.
とし, 下の(1)よりをトル.
としてください.

寧々

丁寧に解説してくださり、ありがとうございます。とても分かりやすかったです。一意性に気をつけた答案を心がけたいと思います。

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