教えるのは明日になりますが、教えましょうか?
(1)
塩化ナトリウムNaCl 1molは、1molのナトリウムイオンNa⁺と1molの塩化物イオンCl⁻からなります。それぞれの元素の右下にかかれている数字がヒントです。
NaClとは、Na₁Cl₁のことで、1は省略されるから、NaClになります。
例えば、塩化マグネシウムMgCl₂は、1molのマグネシウムイオンMg²⁺と2molの塩化物イオンCl⁻からなります。
(2)1.0molの塩化ナトリウムは1.0molのNa⁺と1.0molのCl⁻から出来ているから、
ナトリウムイオンNa⁺1.0molは何gか
塩化物イオンCl⁻1.0molは何gかを求めればよい
原子はイオンになっても質量は変わらないから(厳密に言えば変わりますが、変わらないと考
えます。)、
ナトリウムNa1.0molは何gか、塩素Cl1.0molは何gかを求めればよい。
質量[g]と物質量について聞かれたら、モル質量[g/mol]を思いつく。
※モル質量は原子量、分子量、式量にg/molをつけて表すのでしたね
モル質量とは単位からもわかるように、物質1molの質量[g]のことです
原子量は教科書や問題に書かれているはずです
Naの原子量は23だから、Naのモル質量は23g/mol
すなわち、ナトリウム1molの質量は23g
よって、1.0molの塩化ナトリウムに含まれるナトリウムイオンの質量
(ナトリウムイオン1molの質量)は23g
Clの原子量は35.5だから、Clのモル質量は35.5g/mol
すなわち、塩素1molの質量は35.5g
よって、1.0molの塩化ナトリウムに含まれる塩化物イオンの質量
(塩化物イオン1molの質量)は35.5g
続く
質量から個数、個数から質量に直接変換することは無理なので、
質量から物質量に変換し、その後、物質量から個数に変換します。
ポイントは、化学の場合は、とりあえず与えられた情報を物質量に変換してみる、です
11.7gの塩化物イオンに含まれるナトリウムイオン、塩化物イオンは何個か?
【11.7gの塩化ナトリウムは何molか求める】
答えは、11.7/58.5=0.200molになります。分からなければ下を見てください
これも、質量[g]と物質量について聞かれているから、モル質量[g/mol]を思いつく
塩化ナトリウムの式量は35.5+23=58.5である。
すなわち、塩化ナトリウムのモル質量は58.5g/molです。
すなわち、塩化ナトリウム1molの質量は58.5[g]です。
では、塩化ナトリウム11.7[g]は何molか?
1mol:58.5[g]=◻️mol:11.7[g]
58.5×◻️=11.7
◻️=11.7/58.5=0.200[mol]
すなわち、塩化ナトリウム11.7[g]は0.200molである。
【塩化ナトリウム0.200molに含まれるナトリウムイオン、塩化物イオンの物質量を求める】
1.0molの塩化ナトリウムは1.0molのNa⁺と1.0molのCl⁻から出来ているから、
0.200molの塩化ナトリウムは0.200molのNa⁺と0.200molのCl⁻から出来ていることになる。
後は、0.200molのNa⁺に含まれるNa⁺の個数、0.200molのCl⁻に含まれるCl⁻の個数を求めるだけ
続く
個数と物質量[mol]について聞かれたら、アボガドロ定数6.0×10²³/molを思い付く(問題に書かれているはず)
アボガドロ定数は単位を見たらわかるように、1molに含まれる原子や分子の数は6.0×10²³個である、という意味である。(正確に言えば、原子や分子の6.0×10²³個の集団を1molとする)
まず、0.200molのNa⁺に含まれるNa⁺の個数を求めてみる
アボガドロ定数より1molに含まれる分子の数が6.0×10²³個であるから、
0.200molのナトリウムイオンに含まれるナトリウムイオンの数は
1mol:6.0×10²³個=0.200mol:◻️個より、
6.0×10²³×0.200=◻️
◻️=1.2×10²³
よって、答えは1.2×10²³個
同様に考えて、11.7gの塩化ナトリウムに含まれる塩化物イオンも1.2×10²³個になる。
分からなければ質問してください
はい!教えていただきたいです!お願いします🙇♀️