古文
高校生
この話は簡単に言うとどんな話なんでしょうか⁇😥
教えて頂けると助かります💧
宜しくお願いします!!🙇🏽♀️🙇🏽♀️
【文章-】
(地)
むかし、おほきおほいまうちぎみときこゆる、おはしけり。つかうまつる男、長月ばかりに、梅の作り枝に、維をつけて奉る
こが
我たのむ君がためにと折る花はときしもわかぬ物にぞありける
とよみて、奉りたりければ、いとかしこくをかしがり給ひて、使ひに禄たまへりけり。 C丁ち
(『伊勢物語』による)
ふじわらのよしふさ
(注) おほきおほいまうちぎみ
太政大臣。この時に太政大臣であった藤原良房のこと
マ ろ
たえだ
有にこフア
【区響日)
* く66
うまのかみやすまさ ぁ そん」
(関一)
vヤn
夫木抄第三、家集中、右馬頭保昌朝臣のもとに、梅の枝に維をつけて送るとて、祭主輔親、
(出2)
b
春の野のきぎすの羽風あふげどもねぐらの梅はちらずぞありける
(注3)
(つれづれ草に、「花に鳥つけぬ」といふ説を書きて、ここを引きて、作り枝なれば、つくるかといひたれど、夫木抄の歌に上
m
れば、「つけぬ」といふは、すべて誤りなるべし。
ル
せいごおくだん
(契沖 「勢語臆断」による
ヤマ
夫木抄||鎌倉時代後期に成立した私撰和歌集。藤原長清により編纂。一
きぎす
盟o
N
花に鳥つけぬーここでの「ぬ」は打消の助動詞「ず」の連体形。次行の「つけぬ」も同様。
千の は
は
按ずるに、つれづれ草に云ふ、「岡本の関白殿、さかりなる紅梅の枝に、鳥一双をそへて、この枝につけて参らすべきよし、
御鷹飼下毛野武勝に仰せられたりけるに、「花に鳥つくる術知りさぶちはず。一枝にふたつつくる事も存じさぶぶらはず』と申しけ
れば、膳部に尋ねられ、人々にとはせ給ひて、また武勝に、「さらばおのれが思はんやうにつけて参らせよ」と仰せられければ、
花もなき枝に、ひとつをつけて参らせけり。武勝が申し侍りしは、「柴の枝、梅の枝、つばみたると散りたるとにつくる、五葉
(出2)
(出一)
ャく
はく
などにもつく」。中略。長月ばかりに、梅のつくり枝にきじをつけて、『君がためにと折る花はときしもわかぬ』と、伊勢物語に
見えたり。つくり花は、くるしからぬにや云々」以上つれづれ草。按ずるに、この武勝が、花に鳥つくる術知らずといひ、花も
なき枝に、ひとつつけて参らせ、また、梅の枝、つぼみたると散りたるとにつくといへる事、御鷹飼、ほどありて、その故実を
よく知れり。それ鳥つくる枝は、鷹狩する山にて、すなはちその所の木を切りて、それに鳥をつくるなり。何の木にてもあれ、
鳥をつくる枝をば、鳥柴と云ふ。本はたもん柴とて、かしはに似たる木につくる事なれども、その山にたもん柴なければ、何の
B
の
たかがり
木をも用ゐるなり。梅あれば梅にもつくるなり。つばみたると散りたるとにつくると云ふ事は、鷹を鳥に合はするに、鳥あなた
こなたにげてとびめぐるを、とらんとて、鷹もとびめぐるによりて、梅の花は、そのさわぎにふれて散るなり。つぼみはつよく
て、散る事なし。されば花散りたると、つぼみたるとの枝に鳥つくるなり。これ、鷹山の木をそのまま切りて、鳥をつけたるし
るしを見するなり。これ、鷹飼の故実にてあるなり。梅のつくり枝に鳥つけたるは、歌に「時しもわかぬとよまんが為にしたる、
とキ だてん
ため
一時のたはぶれ事なり。夫木抄の輔親が歌も、たはぶれに紅梅の花ある枝に、鳥つけたるゆゑ、「ねぐらの梅は散らずぞありけ
る」とよめるなり。まことの鷹山の梅の枝につけたるならば、花散るべきを、これは散らであるゆゑ、「散らずぞありける」と
たはぶれよめるなり。これらは、みな、鷹飼の故実にかかはらず、ただ一時のたはぶれにしたる事なれば、梅の枝に鳥つくる法式
ウ
とはすべからず。されば、兼好が、「つくり花はくるしからぬにや」と、おぽつかなきながらいひしは、誤りにはあらず。契沖が、
J
夫木抄を証として、兼好の詞を誤りなりと註せしは、却る誤りなり。
ちゅう
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