✨ ベストアンサー ✨
写真は自分が法の支配と立憲主義、外見的立憲主義と比べた際に考えついた説明です。
少々、中学の範囲を超えると思うのですが参考にしてみてください。
法の支配=人の自分勝手な支配(人の支配)を排除し、法があらゆる国家権力を拘束し、基本的人権をはじめとする国民の権利や自由を守ろうとする考え。対義語は人の支配。法を制定するのは代表者か国民。
一方、立憲主義は法の支配で述べている「法」が憲法に変わっただけです。なので、立憲主義は法の支配に基づいた考え方と言えます。
「じゃあ違いはないのでは?」と疑問に思いますが立憲主義には4つ種類があり、そのうちの1つは法の支配に基づいていない考えなので立憲主義と法の支配をイコールにはできません。
《立憲主義の種類について》
中世立憲主義・近代立憲主義・現代立憲主義と外見的立憲主義というものがあります。
※中世・近代・現代立憲主義にも違いはありますが今回は知らなくても大丈夫なので説明は省きます。
外見的立憲主義は立憲主義でありながらも、憲法は君主が制定するため実質、立憲主義を否定した考えです。君主にとって都合の良いように憲法が制定できてしまうのです。見た目だけで中身のない立憲主義ということで「外見的立憲主義」と言います。
法を制定するのが国民(代表者)か君主かの違いにより外見的立憲主義は法の支配に基づいた考えではないということになります。
中世・近代・現代立憲主義は法の支配と全く同じ原理を用いているので違いはありません。一方、外見的立憲主義は権力者を拘束するための法を誰が制定するのかという違いがあります。
なので法の支配は立憲主義の上位概念という密接な関係となります。全く同じとも全く違うとも言いきれないのです。
いえいえ、お力になれたのであれば良かったです。
難しい範囲ではありますが、引き続き勉強頑張ってください💪
詳しく書いていただきありがとうございます!!とても分かりやすかったです🙇♀️