✨ ベストアンサー ✨
まず、この問題は周りの問題と比べて
やけに難しいと、私も強く思いました。
問題を
①すぐ見通しが立つもの
②見通しが立たないが、できそうな変形や
条件の式化などしていくうちに解決に向かうもの
③見通しが立たず、手が動かしにくいもの
背景を知らないと特に動かしようがないもの
に分けるとすると、
入試は確かに①ばかりではありません。
しかし、②も少し手を動かしたりして
状況がつかめてくると見通しが立ち始めたりします。
②のような問題はそれでいいのだと思います。
経験が増えると、
②も①のように扱えるようになるでしょうが、
無理に②を①にしなくてはいけない、
というものではないと思います。
こういう処理能力を大学も試したいでしょう。
ところで、例題55は③……のようで②です。
正射影ベクトルについて理解があると得ですが、
そうでなくても、
(1)を踏まえてPQとOABが垂直であること、
問題の条件からQがOAB上にあること、
不等式の証明は差をとって≧0を示すのが基本なこと、
大きさだから2乗-2乗を考えること、
ベクトルの大きさの2乗だからこれが出てくるような
内積や大きさの2乗を計算してみること
などの定石からアプローチしていくことができます。
やはり地道にやっていくことが大切なのですね。ありがとうございました。