現代文
高校生

傍線部3を含む文の次の文(20行目〜22行目)の意味がわかりません。教えてください。

・外界から「放っておかれる権利」を手に入れることで
 初めて安心して見せられるようになった、
・親密な相手の前での「私」という存在が、自己の根拠
 としての性格を失っていく
この2つがプライバシーの質的な変容なのですか?

それとも
・〈外界から「放っておかれる権利」を手に入れることで
 初めて安心して見せられるようになった、親密な相手の
 前での「私」という存在〉が、自己の根拠としての性格を
 失っていく
ということですか?

ら」 (1 ロ出S UN を iu ーo 」 | このことじたいは、年金記録の問題ゃ社会保障の不正受給などと関わる、統一された国民の 身分保証システムの不在、あるいはいわゆる「国民総背番号制」批判などへとつながる問題な 3 のだが、社会学的には「親密さ」の基盤的な条件でもあった プライバシーの質的な変容とし て捉えることができる。すなわち、外界から「放っておかれる権利」を手に入れることで初め a て安心して見せられるようになった、親密な相手の前での「私」という存在が、自己の根拠と しての性格を失っていくということだ。 5 もう少し平易な言い方をするなら、プライベートな場所で見せる、親密な人になら見せられ る自分の姿とは、いわば「素の自分」、つまり「本当の自分」に近いものであったはずだし、 だからこそ私たちは、そういう姿を見せる/見る間柄を「親密である」と呼んできたのだ。代| わって登場するのは「素の自分」さえも、どのように、誰に見せるかを選択できることを権利 だとみなす考え方である。 6このことを端的に表しているのが、プライバシーの権利から派生して、近年、一部で認めら れるようになってきた「自己情報コントロール権」という考え方だ。自己情報コントロール権 LO とは名前の通り、自分に関わる個人情報の0他者による収集の許諾、@他者による利用範囲の 告知と制限、 訂正、変更、削除といったことを要求できる権利のことを指す。この権利は、 情報化にともなって個人の情報がウェブ上で収集され、企業や自治体などの公的機関によって 保存、再利用される機会が増加するのに合わせて論じられるようになってきた。

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