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水酸化鉄(Ⅲ)は疎水コロイドですから、多量の電解質を加えると凝析します。
また、正コロイドなので、陰イオンで凝析します。
今回、陰イオンは、Na₂SO₄ では SO₄²⁻、NaCl では Cl⁻ がありますが、価数が高いイオンほど凝析効果が高いです。
SO₄²⁻ は2価の陰イオンですから、1価の陰イオンである Cl⁻ よりも凝析効果が高いです。
少量の添加量ではあるものの、多少の凝析が起きたのでしょう。
この時の沈殿は、水酸化鉄(Ⅲ)と水酸化鉄(Ⅲ)の間に、SO₄²⁻ が仲介してくっついた、水酸化鉄(Ⅲ)の塊だと思います。
一方で Cl⁻ は凝析させる力が足りず、少量では全く凝析を起こさなかったのでしょう。
そういうことだったんですね!理解しました
丁寧な解説ありがとうございました!!