問1,エ
→葦は背の高い植物で、簡単に折れる特徴があります。ここでは「押しつぶす」「殺す」議論の中での特徴ですので、アの柔らかさよりも弱さが適切です。
またこの一節「人間は考える葦である。」は有名であり、一般教養レベルなので、意味を理解しておくことが大切です。
問2,ア
→傍線①の続きに「なぜなら人間は、自分の死ぬことを、それから宇宙の自分よりずっとたちまさっていることを知っているからである」と理由を説明する文があります。ここに書いてあることを整理すると
①人間は自分が死ぬことを知っている
②人間は宇宙が人間よりたちまさっている(勝っている)ことを知っている
の二つが理由と分かります。この二つの要素を説明している選択肢はアだけです。
問3,考える
→二段落目の冒頭に「我々のあらゆる尊厳は考えるということにある」と述べられています。ここでの尊厳は「存在理由」や「長所」と置き換えられます。なので人間の特徴は「考える」ことと言えます。また二段落目冒頭の表現以外にも繰り返し「人=考える存在」という意味の表現が見られます。
問4,パスカル
→文学知識に関わる問題です。
『パンセ(随想録)』、著者:パスカル、有名な一節「人間は考える葦である」まではセットで覚えてしまいましょう。