Mathematics
高中
已解決
赤線部において、なぜ0と1を繰り返す数列の極限が発散すると分かるのですか?🙏🙇🏻♀️
コラム ~無限の和のパラドックス~
S=1-1+1-1+1-1+...
という,1と1を交互に足したような無限級数について考えてみましょう
この和を,次のように偶数番目と奇数番目をセットにして足してみます。
S=(1-1)+(1-1)+(1-1)+...
=0+0+0+.・・
=0 ...... ①
「無限に0を足す」ことになるので,その和は0になりました.
次に,最初の1だけを残し、残りを奇数番目と偶数番目でセットにして足し
てみます.
72 第2章
S=1-(1-1)-(1-1)-(1-1)-
=1-0-0-0-...
=1 ...... ②
今度は,「1から無限に0を引く」ことになるのでその和は1となりました。
さらに,Sを2つ並べたものをずらして足し算すると,次のようになります。
打ち消しあう
S=1-1+1-1+1-1+...
+)S= 1-1+1-1+1-…
2S=1
よりS=1/2
同じSを求めているはずなのに、 ①〜③の異なる答えが出てきてしまいまし
た.どのやり方もそれなりに説得力があるように思えるのですが,いったいど
れが正しいのでしょうか.
このようなときは、定義に戻って考えることが大切です. 無限級数の定義と
いうのは、部分和の作る数列{Sn} の極限でしたよね. 「第1項目までの和」,
「第2項目までの和」 「第3項目までの和」 と, {Sm} を順に書き並べてみると
{S,}:1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0,
のように1と0が交互に繰り返す数列になります. この数列の極限は 「発散
(振動)する」のですから、無限級数Sは発散する (和は存在しない)というのが
正しい答えになります.つまり,上の①~③はすべて間違っていることになり
ます.
この話は,無限に対して私たちの直感がいかに役に立たないかということを
教えてくれます。有限の世界では当たり前にできることも、無限の世界ではで
きるとは限りません。 ①や②で行ったような「かっこをつけて足す順番を替
える」操作は,有限の和なら問題ありませんが、無限の和においては許されて
いません. また, ③のような計算は, 「和が存在すること」が前提となってい
ますが、無限の世界では,その 「和の存在」 自体が確かではないためやはりで
きないのです.
有限の常識は無限の非常識. 無限という得体のしれないものを扱うときは
直感ではなく「定義」 に基づいてものを考えるということを肝に銘じておきまし
しょう.
解答
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理解出来ました✨️ありがとうございます🙏🙇🏻♀️