「いと」を付けて識別するという方法は、それで分かる場合もある、というものです。万能とは言えず、その単独での結果を鵜呑みにしてはいけません。ただの原則です。
形容動詞とは 名詞+なりorたり から生まれたものであり、 状態を表す名詞+なり に「いと」をつけても意味が通ってしまうんです。
また、は ば か り=恐縮 は、
動詞「は ば か る」
(遠慮する。差し障りを感じる。気兼ねする。恐縮する。)
という動詞が名詞化したものです。(連用形が名詞になった、「転成名詞」)
とても恐縮です。
と、これだけ、つまり単独で捉えれば一見通じるように感じますが、
とても遠慮です。
これだと変ですよね。
そもそも、古語と現代語とで品詞が違っているパターンはかなりあります。
例えば、「あやし」という形容詞。
現代語訳すれば、「不思議だ、変だ」と「形容動詞」のように訳すはめになりますが、古語「あやし」では形容詞ですよね🙂↕️
少しでも理解の助けになれば幸いです🙇♀️