II の文を読み、問1~問3に答えよ。
一定量の溶媒に溶ける溶質の量には限界があることが多く、その限度まで溶質を溶かした溶液を
飽和溶液という。また、一定の温度で溶解する溶質の最大値を溶解度といい, 溶質が固体の時、溶
媒 100g に溶解する溶質 (無水物) の最大質量 [g] の数値で表す。
溶解度に対する温度の影響は,溶質によって異なる。 溶解度と温度との関係を表したものを溶解
度曲線という。 下のグラフは、水への硝酸ナトリウム, 硝酸カリウム, 塩化ナトリウム、硫酸銅(Ⅱ)
の溶解度曲線を示したものである。 必要な値は下のグラフより読みとり使用しなさい。
溶解度(g/ 水 100g]
Q 110
100
90
60
40
20
80
70
50
30
10
0.
140
130
180
170
120
0
160
150
10
硝酸ナトリウム
20
硝酸カリウム
硫酸銅(ⅡI)
30
40
温度 〔℃〕
50
60
塩化ナトリウム
70
180
140℃における硝酸ナトリウムの飽和水溶液100g 中の硝酸ナトリウムの質量 [g] はいくらか。
整数値で答えなさい。
2 硝酸カリウム 180gと塩化ナトリウム 20gからなる混合物200gを,80℃の水100gと混合
した。この混合溶液を80℃に保ちながら十分に撹拌した後。 ろ過して得られる溶解しなかっ
た物質の質量 [g] はいくらか。整数値で答えなさい。 ただし、 硝酸カリウムの溶解度と塩化
ナトリウムの溶解度は、互いの溶解度に影響を与えないものとする。
360℃の水160g , 硫酸銅(II)五水和物(式量250) を溶かして硫酸銅(II)(式量160) の飽和
水溶液を調製したい。 このとき、必要最小限の硫酸銅(II)五水和物の質量 [g] はいくらか。
整数値で答えなさい。
480℃の硫酸銅(II) の飽和水溶液 400g を20℃に冷却すると, 硫酸銅(ⅡI)五水和物の結晶は
何g析出するか。整数値で答えなさい。