重要 例題 190 関数のグラフの概形 (4) 媒介変数表示
曲線
x=cos o
y=sin20
指針 基本は 0の消去。 y'=sin220=4sin²0cos²0=4(1-cos2d) cos²0 から,y'=4x2(1-x
となり、前ページのようにして概形をかくことができる。
しかし、媒介変数が簡単に消去できないときもあるので,ここでは,
媒介変数の変化に伴うx, y それぞれの増減を調べ
点 (x,y) の動きを追う
方針で考えてみる。 まず, 曲線の対称性を調べる。
解答
cos 0, sin 20 の周期はそれぞれ 2π, πである。
x=f(0), y=g(0) とすると, f(-8)=f(0),g(-8)=-g(0)
であるから, 曲線はx軸に関して対称である。
したがって,
① の範囲で考える。
① の範囲でf'(0) = 0 を満たす 0 の値は
0
ƒ'(0)
f'(0) = - sine, g'(0) = 2cos20
g'(0)
y
(グラフ)
0
(−z≧0≦x) の概形をかけ (凹凸は調べなくてよい)。
0
ミ
T
_g' (0) = 0 を満たす0の値は
① の範囲における0の値の変化に対応したx,yの値の変化は, 次の表のようになる。
YA
1
1
+
+
0 ↑
y
グラフ
TC
4
1
√2
0
1
:
↑ ↓
7
I
π
2
← 20
-
←
↓ 20 ↓
:
←
←
✓
0=0,π
( ✔)
0=
|3|4|-
π 3
4' 47
π
(*)
1
√2
0
-1
⠀
+
π
← -1
↑
よって, 対称性を考えると, 曲線の概形は、 右の図。
意 1. 表の←はxの値が減少することを表す。 また, ↑ ↓
はそれぞれyの値が増加, 減少することを表す。
意 2. グラフの形状を示す矢印
に応じて、下の表のようになる。
0
+
0
基本 187,188
, , は x,yの増減
(*) 0=α に対応した点を
(x,y) とすると,=-q
に対応した点は(x,y)
よって, 曲線はx軸に関し
て対称である。 ゆえに,
0≦O≦に対応した部分と
TOO に対応した部分
は,x軸に関して対称。
8=
1
√2
8=7
0
2
8=
4
XX
IT
8=
関数 y=4cosx+cos 2x (-2≦x≦2π) のグラフの概形をかけ。
指針 関数のグラフをかく問題では,前ページの基本例題187同様 定義域, 増減と極値凹凸
と変曲点, 座標軸との共有点, 漸近線 などを調べる必要があるが,特に, 対称性に注
目すると、増減や凹凸を調べる範囲を絞ることもできる。
f(-x) = f(x) が成り立つ (偶関数)
グラフは
軸対称
f(-x)=f(x) が成り立つ (奇関数)
グラフは
原点対称
この問題の関数は偶関数であり, y = 0, y" = 0 の解の数がやや多くなるから, 0≦x≦
の範囲で増減凹凸を調べて表にまとめ, 0≦x≦2におけるグラフをy軸に関して対称
に折り返したものを利用する。
解答
① y=f(x) とすると, f(-x)=f(x) であるから, グラフはy軸
に関して対称である。
y'=-4sinx-2sin2x=-4sinx-2・2sinx cos x
=–4sinx(cosx+1)
y=-4cosx-4cos2x=-4{cosx+(2cos2x-1)}
=–4(cosx+1)(2cosx−1)
0<x<2πにおいて, y' = 0 となるxの値は, sinx = 0 または
cosx+1=0 75
x=π
y" = 0 となるxの値は, COSx+1= 0 または2cosx-1=0から
y'
J²
0
...
x=
~
π
π
:
π,
よって, 0≦x≦2におけるyの増減,凹凸は,次の表のようになる。 (*)
-+
π
5
π
3
0
0
-3
+ +
| 53 +
π
20
:
|+|-
3
3
y 5
2
2
ゆえに, グラフの対称性により, 求めるグラフは右図。
2π
↑
基本 187 重要 189, 190
5
1
I cos (- ) = COS
(数学ⅡI)
■2倍角の公式
y=-4sinx-2sin2xを
微分。
(*)の式で, cosx+1≧0
に注意。 sinx, 2cosx-1
の符号に注目。
-27
5-3
|||||
HE COH!
3
20
yA
0
3
I N/W !
3
2n X
3/3
f(x+2)=f(x)
[参考] 上の例題の関数について, y=f(x) とすると
よって, f(x) は2πを周期とする周期関数である。
- 数学ⅡⅠI 参照。
この 周期性に注目 し,増減や凹凸を調べる区間を 0≦x≦2に絞っていく考え方でもよい。
方
1 +
方程
は
THE 42
よ
8-3
0<2
y
y
y =
また
0.
なる
よは
回答ありがとうございます。
例えば写真1枚目のときに、θ=πでは、不連続なのではないかと感じたのですが、そうではないのですか。