基本例題62 電気量の保存
電気容量 C = 2.0μF, C2=3.0μFの2つのコンデンサー,
V=2.0×102Vの電池, スイッチ S, S2 を用いて、図の回
路をつくる。 S1 を閉じて C のコンデンサーを充電したの
ち, S, を切り,次に S2 を閉じて十分に時間が経過した。
C. C2のコンデンサーは, はじめ電荷をもっていなかった
C₁
とする。 Ci, C2 のコンデンサーにたくわえられた電荷はそれぞれ何Cか。
S, を切ってからS2を閉じる前の
C の電荷をQとし, 求める C1, C2 の電荷を Q1,
Q2 とする。 電池を切りはなして S2 を閉じるので,
電気量保存の法則から、図の破線で囲まれた部分
の電荷は保存される。 すなわち,Q=Q1+Q2 で
ある。また,C1, C2 の上側, 下側の極板は,それ
ぞれ導線で接続されており, 電荷の移動が完了す
S2
S2
+Q2
C2
+Q
C-Q
+Q1
C-Q1
-QzCz
S₁
基本問題 462, 463
S2
C2
ると,上側, 下側のそれぞれの極板の電位は等し
くなる。 すなわち, 各極板間の電圧は等しい。
解説 S1 を閉じたとき, C1 のコンデンサ
ーにたくわえられる電荷をQとすると,
Q=C,V=(2.0×10-) × ( 2.0×10²)
=4.0×10-C
S2 を閉じた後の C1, C2 のコンデンサーの電荷を,
それぞれ Q1, Q2 とする。 電気量保存の法則か
Q1+Q²=4.0×10-4
また、各コンデンサーの極板間の電圧は等しい。
Q₁
Q2
2.0×10-6
3.0×10-6
式 ② から, Q2=3Q1/2となり, 式①に代入して整
理すると、Q=1.6×10-C, Q2=2.4×10-C
第V章
電気
分かりました。
ご解答ありがとうございました😊