基礎事項
平均の速度とは、1秒あたりの変位を表すものです。
すなわち、変位/経過時間、もしくは、x(位置)-tグラフの傾きで求まります
瞬間の速度はx(位置)-tグラフの接線の傾きで求まります
平均の速さとは、1秒あたりの移動距離を表すものです。
すなわち、移動距離/経過時間もしくは、x(移動距離)-tグラフの傾きで求まります
瞬間の速さは、x(移動距離)-tグラフの接線の傾きで求まります
傾きとは、横軸(今回は時間)が1増加したときに、縦軸(今回は位置か移動距離)がどれくらい変化するかを表すものですよね。
では、解いていきます
(1)①②③はあってますよ
④平均の速度は変位/経過時間で求まるから、北向きを正とすると、+100/250=+0.400
よって、北向きに0.400m/s
(2)(1)とやり方は一緒ですよ
警察署から郵便局までの移動距離は何[m]ですか?
ヒント:バス停から警察署までは400mと問題文に書かれていますよ
警察署から郵便局までの変位は何[m]ですか?
ヒント:変位は最初と最後を見るのですよね?
警察署から郵便局に向けて矢印を引くと、答えですよ
分からなければ質問してください
分からなければ質問してください
移動距離と変位は何が違うのですか?
まだ、理解できません
時間ができ次第、答えますね
ありがとうございます
まずは、変位と移動距離の違いについてです。
変位とは位置の変化を表すもので、向きと大きさを持ちます。
変位は最初と最後を見て答えます。
位置の変化なので、最初から最後に向けて矢印を引けば求まります
変位=あと−はじめ と習ったそうですが、これも合成速度や相対速度のように使える場合
と使えない場合があるので、最初から最後に向けて矢印を引いて求めると良いですよ
画像では、黄色が変位を表しています
移動距離とは実際に移動した距離です。
例えば、画像では
(1)
t=0からt=4.0までの変位は、t=0とt=4.0の時の位置を見て右向きに5.0m
t=0からt=4.0までの移動距離は5.0m
(2)
t=0からt=6.0までの変位は、t=0とt=6.0の時の位置を見て右向きに3.0m
t=0からt=6.0までの移動距離はt=0からt=4.0までの移動距離+t=4.0からt=6.0までの移動距離
より、5.0+2.0=7.0[m]
(3)
t=0からt=6.0までの変位は、t=0とt=6.0の時の位置を見て左向きに3.0m
t=0からt=6.0までの移動距離はt=0からt=4.0までの移動距離+t=4.0からt=6.0までの移動距離
より、5.0+2.0=7.0[m]
(4)
t=0からt=12までの変位は、t=0とt=12の時の位置を見て左向きに3.0m
t=0からt=12までの移動距離はt=0からt=4.0までの移動距離+t=4.0からt=12までの移動距離
より、5.0+8.0=13.0[m]
では、t=2.0からt=12までの変位と移動距離はどうなりますか?
分からなければ質問してください
次に、平均の速さと平均の速度の違いについてです。
平均の速さとは、1秒あたりの移動距離を表すもので、
平均の速度とは、1秒あたりの変位を表すものです。
速度とは大きさと向きをもつもので、速さとは大きさだけをもつものですよね?
(1)の②あっていると言いましたが、有効数字的には2.80m/sが正解です
(2)の①有効数字的に1.60m/sが正解です。
(1)の③求め方
こういち君は、自宅➡️(郵便局)➡️バス停➡️郵便局の順に動いた。
このときの変位を求めなさい
変位は最初と最後を見るので、自宅から郵便局に行くまでの変位を答えればよい。
すなわち、自宅から郵便局に向けて矢印を引くとこれが求める変位を表す。
すなわち、画像の黄色の矢印より、変位は北向きに100m
(2)②こういち君は、警察署➡️バス停➡️郵便局の順に動いた。
このときの変位は、最初と最後、すなわち、警察署から郵便局に行くまでの変位を求めれ
ばよいから、警察署から郵便局に向けて矢印を引き、この矢印が求める変位である
すなわち、画像の紫の矢印より、警察署から郵便局までの変位は、
紫の矢印の向きに、500[m]である。
平均の速度は、変位/時間で求まるから、
紫の矢印の向きに500/500=紫の矢印の向きに1.00m/s
分からなければ質問してください
式で表すのなら、どのようにすればいいのですか?
まず、変位というものはどのようなものか理解できましたか?
どれだけ動き出したところから、動いたかという事ですよね?
最初と最後がよくわかりません。
どこの事を最近、最後というのかわかりません
(1)の③
自宅➡️(郵便局)➡️バス停➡️郵便局の順に動いときの変位を求めなさい。
変位は最初と最後を見る。
こういち君は最初、自宅に居て、最後、郵便局に行ったから、
変位は自宅から郵便局に向けて引いた矢印である。
これでわかりますか?
なるほど。
理解できました。
式にしたらどうなりますか??
昨日も書きましたが、式で求められる場合と求められない場合があります。
(1)の③は、自宅を原点とし、北向きにy軸をとると、
こういち君は、最初、原点にいて、最後、y=100の場所にいたことになるから、
変位は後-始め=100-0=100 すなわち、北向きに100mになります。
(2)の②
変位は式では求められません。
図を書いて、今回は三平方の定理で求めます
回答ありがとうございます。
変位は、理解できました。
もう1つ質問失礼します。
(1)の④についてです。
なぜ、北向きなのですか?
教えてほしいです。
(1)の③より、自宅から郵便局までの変位は北向きに100[m]
すなわち、250秒間の変位は北向きに100[m]
では、平均の速度、すなわち、1秒あたりの変位はどれくらいですか?
北向きに100[m]÷250秒=北向きに0.400[m/s]
分からなければ質問してください
回答ありがとうございます。
平均の速さと平均の速度は何が違うのでしょうか?
また、(1)の③を求める式を教えてほしいです。
変位=あと−はじめ と習ったのですが、何がはじめで、
何があとなのかわかりません