もともと、重力には万有引力が関わっています。
万有引力(2物体が引き合う力)があるから重力が働きます。
(正確に言うと、重力は万有引力と遠心力の合力ですが、遠心力は万有引力に比べて極めて小さいので、
万有引力=重力、と考えられています。)
万有引力=重力なので、重力は地球の中心方向に向かいます。鉛直下向きではありません。
なぜ、鉛直下向きだと誤解をしてしまったのかは画像を見ればわかると思います。
(1)の結果からもわかるように、重力加速度の大きさは、地球の中心から物体までの距離によって変わります。
地球の中心から物体までの距離が長いほど重力加速度の大きさは小さくなります(①からわかりますよね)
正確に言えば、重力加速度の大きさは地球の中心から物体までの距離によって変化しますが、
通常は、重力加速度9.8m/s²で考えますよね。
これは、地球の半径に対して、地表から物体までの高さが小さすぎて無視できるからです。
ちなみに、重力加速度9.8m/s²とは、①の式に、万有引力定数G=6.67×10^-11と地球の半径R=6.4×10^3、
地球の質量M=6.0×10^24を代入して求められていますよ
なるほど!いつもは地面中心で考えてるから鉛直下向きなんですね。
重力加速度の理解が深まりました!ありがとうございます。