ⅡI 次の文を読み, 問5~ 問9に答えよ。
鉄の小片を希硫酸に入れると水素を発生しながら溶解するが, (a)
に入れても反応せず, 水素は発生しない。
一方、銅の小片を濃硫酸に入れて加熱すると、二酸化硫黄を発生しながら溶解する。
発生した二酸化硫黄の量を測定するために,次の 【実験2】 を行った。
【実験2】
銅と濃硫酸の反応で発生した二酸化硫黄を, 0.10mol/Lのヨウ素を含む水溶液
100mL中に通じると, 二酸化硫黄はすべて吸収された。 このとき, 未反応のヨウ素が
水溶液中に残っていた。 水溶液中に残ったヨウ素の量を調べるために, この水溶液
10.0mLをホールピペットではかり取り, コニカルビーカーに入れた。ここに,
あ から 0.020 mol/Lのチオ硫酸ナトリウム Na2S2O3 水溶液を滴下していくと,
次の②式の反応が起こった。
Iż + 2Na2S2O3 → 2Nal + NazS4O6
チオ硫酸ナトリウム水溶液を滴下していくと、徐々に水溶液の褐色が薄くなってきた
色になった。 さ
ので、指示薬としてデンプン水溶液を加えると水溶液の色は
らに滴下していくと, 20.0mL 滴下したところで, 水溶液の
無色になったのでこれを終点とした。
色が消失して
問5 空欄
問6 空欄
あ
銅の小片を希硫酸
い
に適するガラス器具の名称を記せ。
に適する色を次の(ア) ~ (エ) のうちから一つ選び, その記号を記せ。
(ア) 赤橙
(イ) 黄
(ウ)緑
(エ) 青紫
問7 下線部(a) の理由を, 「イオン化傾向」の語を用いて 25字以内で記せ。
問8
下部 (b) では、二酸化硫黄は還元剤としてはたらいて硫酸イオンSO²に変化
し、 ヨウ素は酸化剤としてはたらいてヨウ化物イオンIに変化する。 これについ
て 次の(1), (2) に答えよ。
(1) 反応前後における硫黄原子の酸化数の変化を、次の【例】にならって記せ。
【例】 -2 +2
(2) 下線部 (b) で起こる変化を化学反応式で記せ。
問9 下線部 (b) でヨウ素と反応した二酸化硫黄の物質量は何mol か。 四捨五入により
有効数字2桁で記せ。