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問題354 357
ルシウム CaSO, を生じるため, 反応が円滑に
進行しない。
(3)この問題の装置をキップの装置という
キップの装置のbに固体の石灰石を入れ,a か
ら希塩酸を加えていく。 希塩酸がcの部分を満
たし,bの部分に到達すると, 石灰石にふれる
ようになり、反応がはじまる。 発生した二酸化
炭素は活栓付きのガラス管を通って出ていく。
塩酸
活栓
b
石灰石
①キップ
の固体
って気
の装置
二酸化
硫化
キップの装置
活栓を閉じると,発生し続ける二酸化炭素の圧力でb内の希塩酸が押し
下げられ、石灰石から分離されるため,気体の発生が停止する。
(4) 石灰水は水酸化カルシウム Ca (OH)2 の飽和水溶液であり, 二酸化
炭素と反応して難溶性の炭酸カルシウム CaCO3を生じる。
Ca (OH)2 + CO2
←
CaCO3+H2O
354. ケイ素とその化合物
酸から
発生
いら
解答 ①③ ④
解説 ①
ケイ素は、地殻の中で酸素に次いで多い元素である
が,単体としては産出しない。 酸化物やケイ酸塩などとして存在する。
②(正) ケイ素の単体は,ダイヤモンドと同じ結晶構造をもつ共有結
合の結晶である
5~
る
③
SiO2 は塩酸や硫酸などの酸には溶けないが,
二酸化ケイ素
フッ化水素酸 (フッ化水素 HF の水溶液) には溶ける。
6HF+SiO2 → ・H2SiF+2H2O
④ 二酸化ケイ素は, 水酸化ナトリウム NaOH や炭酸ナトリウ
ムNa2CO3 と融解すると, 水に溶けやすいケイ酸ナトリウム Na2SiO3 を
生じる。
SiO2+2NaOH
SiO2+Na2CO3
Na2SiO3+H2O
Na2SiO3 + CO2
なぜ
塩化TH
⑤(正) ケイ酸ナトリウムに水を加えたものが水ガラスであり,これ
に塩酸を加えると,難溶性のケイ酸H2SiO3 を生じる。
Na2SiO3 +2HCI → → H2SiO3+2NaCl
⑥(正) ケイ酸を加熱して乾燥させると, 多孔質のシリカゲルが得ら
れる。シリカゲルは, 乾燥剤や吸着剤として利用されている。
355. 気体の性質
解答 ④③ ②
解説 気体の性質をまとめると、次のようになる。
① 一酸化炭素 CO
無色,無臭で,水に溶けにくい。
② 硫化水素 H2S
無色, 腐卵臭で、水に少し溶け、水溶液は弱い
酸性を示す。
塩化水素 HCI
④ アンモニア NH3
⑤ 二酸化窒素 NO2
赤褐色 刺激
無色,刺激臭で、水によく溶け, 水溶液は強い
酸性を示す。
無色,刺激臭で、水によく溶け、水溶液は弱い
塩基性を示す。