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[リード C
次の図の (ア)~(エ)は, 免疫にかかわる細胞を模式的に示したもので
109. 免疫にかかわる細胞
ある。また、 以下の文章は、
をそれぞれ答えよ。 ただし、図に示した細胞の相対的な大きさは無視してよい。
(ア)~(エ)の細胞の名称
細胞(ア)~(エ)の特徴について述べたものである。
(ア)にはT細胞やB細胞などといった適応免疫にかかわる細胞や, NK細胞のように自然免疫
にかかわる細胞などがある。 (イ), (ウ), (エ)は食作用を行う食細胞である。 (ウ)や(エ)は異物を認識する
とその異物を取りこんで分解し、 一部を細胞の表面に提示する抗原提示を行う。 キラーT細胞
に攻撃されて死んだ感染細胞や, 抗体が結合して無毒化された異物は、(ウ)の食作用によって処理
される。
(ア
(1)
(ウ)
(ア) [
(ウ)[
〕
(イ)[
〕
(エ)[
マクロファージ
110.免疫記憶 次の文章を読み, 以下の問いに答えよ。
適応免疫で増殖したリンパ球の一部は ( ① )として保存され, 同じ抗原が再び体内に侵入す
ると,速やかに増殖する。このようなしくみを( ② )という。 初めて抗原が侵入したときの免
疫反応を(③), 同じ抗原が再び侵入したときに ( ① )が引き起こす免疫反応を ( 4 ) と
いい,(③)に比べて短い時間で発動する。
[リード C
て認識され、攻撃されたことが原因である。 マウスBの皮膚を攻撃した細胞の名称を答えよ。
[
]
(2) 2回目の移植はどのような結果になると考えられるか。 (ア)~(エ)から最も適切なものを選べ。
(ア) 移植したマウスBの皮膚は脱落しない。
(イ) 移植から10日で, マウスBの皮膚が脱落する。
(ウ) 移植から10日よりも早く, マウスBの皮膚が脱落する。
(エ) 移植から10日よりも遅く, マウスBの皮膚が脱落する。
112.免疫と病気 次の文章を読み, 以下の問いに答えよ。
]
免疫はわたしたちの健康と大きくかかわっている。 免疫が過剰にはたらいて, からだに不都合
な症状が現れることを( ① )という。 花粉症なども ( ① )の一種であることが知られている。
( ① )の原因となる物質を(②)という。また, 免疫は自己の正常な細胞を攻撃してしまう
ことがある。 この疾患を(③)という。
(1) 文章中の空欄に当てはまる語句を答えよ。
D[
]②[
(2) ③の例として正しいものを(ア)~(エ)からすべて選べ
(ア) Ⅰ型糖尿病
(イ) 鎌状赤血球貧血症
(ウ) 関節リウマチ
(エ) インフルエンザ
]③
]
]
(3) 免疫のはたらきが低下する病気として, エイズがある。 エイズについて説明した (ア)~(エ)につ
いて正しい場合は○を, 誤っている場合は×を答えよ。
(1) 文章中の空欄に当てはまる語句を答えよ。
DI
③[
(2) 右図は, マウスに1回目として物質Aを注射した後,
マウスが生産する抗体量の変化を示したものである。
次の①、②の場合, 抗体産生量はどのようになるか。
それぞれグラフ中の(ア)~(ウ)から選べ。
100
産10
① 2回目として物質 Aを注射した場合, 物質Aに対し
て産生される抗体量。
[1]
② 2回目として物質Bを注射した場合, 物質 B に対
して産生される抗体量。
[ア]
1回目の注射
(物質A)
抗体産生量(相対値)
111.適応免疫と皮膚移植 次の文章を読み, 以
下の問いに答えよ。
右図のように, あるマウスAに, 形質の異なる
マウスBの皮膚を移植すると, 移植した皮膚は10
日後に脱落した。 その1か月後, 同じマウスAに,
再びマウス B の皮膚を移植した。
マウス A,
(1)1回目の移植で皮膚が脱落したのは, 移植した
マウスBの皮膚が, マウスAの体内で異物とし
]②[
] ④[
2回目の注射
(物質Aまたは物質B
]
(ア) エイズの原因となる HIV は, ヘルパーT細胞に感染する。
(イ) エイズの原因となる HIV は, 細菌の一種である。
(ウ) エイズにかかると, 免疫の過剰反応が起きる。
(エ) エイズにかかった状態では, 日和見感染が起こりやすい。
・ア
[
[
]
113. 免疫と医療 免疫のはたらきは,医療にも応用されている。 これに関連した次の文章を
読み, 以下の問いに答えよ。
免疫のはたらきを医療に応用した例として, 予防接種と血清療法が知られている。 予防接種は,
抗体をつくる能力を人工的に高めるものである。 一方, 血清療法は, 毒に対する抗体を含む血清
を注射する治療方法である。
(1) 予防接種と血清療法に関する次の記述(ア)~(オ)のうち、正しいものをすべて選べ。
(ア) 血清療法では, 毒素に対する抗体を,あらかじめウマなどの動物につくらせて使用する。
(イ) 予防接種では, 毒素に対する抗体を注射する。
(ウ) インフルエンザの予防接種は、はしかの予防にも効果がある。
(エ) 血清療法と予防接種は, どちらも適応免疫を応用したものである。
(オ)予防接種は,破傷風やヘビ毒の治療に用いられる。
→?
(2) 予防接種の際に接種するものを何というか。
0
10 20 30
40 50 60
日数
▷p.61 例題
マウスB
皮膚
皮膚
10日間
脱落
1回目の移植 1か月間 2回目の移植