✨ ベストアンサー ✨
そもそも全ての分子間には分子間力が働いています。
ゲストさんの疑問はなぜ水素結合だけが特別なのかという疑問だと思います。
深入りすると高校範囲を越えるので詳しい説明はしませんけれども、答えだけいいますね。
水素結合が特別なのは電気陰性度の差だけではなく、元素の大きさが関係しています。
水素がF、O、Nのような「非常に小さい」かつ「電気陰性度の大きい」元素と共有結合している時に起きます
大きさが関わるイメージを大まかにだけ説明しますね。
水素の原子核には中性子がなく、陽子のプラスを邪魔するものが入っていないし、原子核自体が小さくて、陽子が剥き出しのような構造となってます。
だから陽子の正電荷がδ-にほぼ直接に接近できるわけなんです。
ほかの原子なら陽子の周りに電子があって表面の静電気的な力が弱まるんです。
だから水素だけが特別な扱いなんです。
水素の相手も同じで大きな原子核だと表面の静電気的な力が弱まるためにFNOだけなんです。
例えばNとClは電気陰性度はほぼ同じですが、Clの方が原子が大きくなるために水素結合は起こりません。
だからNH3は水素結合しますけれど、HCIは水素結合しません。
これくらいのイメージで高校範囲は納得しておいてくださいね。
高校範囲では理論らしい理論はまともに説明できないので高校化学は完全暗記科目ですけれど、大学行くとアホほど分厚いテキストで大量かつ難解な理論で溢れかえりますので。笑
続きは大学で勉強してくださいね。
単に電気陰性度の関係のみではなく、核からの距離も考えているということですね!スッキリしました。
ありがとうございました😊
つまり、HとF、O、Nなどが合わさると、かなり質量は小さくて、ファンデルワールス力が小さいのにもかかわらず、電気陰性度の差が大きいために、結合が他に比べて強いからということでしょうか?