✨ ベストアンサー ✨
吸光度計を用いましたか?
吸光度を測定するとき、まず、ブランクを測定して、0合わせをして、目的のものを測定しますよね。すなわち、ブランク(測りたいものが入っていないもの)で測定したときに出た値を0として、目的のものの測定をしています。
例えば、ブランクの吸光度を測定しました。すると、0.01でした。そのあと、0合わせをしないで、目的のが入ったものの吸光度を測定しました。すると、0.09でした。では、目的のものの本当の吸光度はいくつですか?
吸光度を測定するときは0合わせをするから(0.01を0とするから)、0.09-0.01=0.08ですよね。
吸光度の値はランベルトベールの法則により、濃度に比例しますよね(A=εcl)
ブランクは目的とするものの濃度が0であるから、目的のものが入ったものの吸光度はブランクより大きくなりますよね。ということは、先程の式(0.09-0.01のように)より、通常は吸光度はマイナスになることはありません。
吸光度がマイナスになる = 目的のものが入ったものの吸光度より、ブランクの方が吸光度が大きかった、ということ。
吸光度は吸光度計ではA=log(入射光/透過光)をもちいて測定されている。入射光は一定であるから、ブランクの方が吸光度が大きかった、ということは、ブランクの方が透過光が小さかった、ということ。
セルに入っていった入射光は、セルに入っているもの(目的の物質など)で反射して、一部が透過光になる。すなわち、セルに入っているものの濃度が高ければ、高いほど入射光は反射して、透過光は小さくなる、すなわち吸光度はlog(入射光/透過光)より、大きく表示される。
ブランクの方が透過光が小さかった、ということは、ブランクに測定対象のものを入れてないとすると、ブランクを入れたセルが汚れていて、この汚れによって入射光が反射してしまい、透過光が小さくなったこと(ブランクの吸光度が大きくなってしまったこと)が考えられる
分からなければ遠慮なく質問してください。質問の解答は夜になるかもしれません
よく分かりました、ありがとうございます
はい