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解決済み

絶えねば絶えね。の「ね」は完了の意なのになぜ訳では『絶えてしまえ』となるのですか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

ごめんなさい。
強意とする解説と、完了とするものがあるみたいで…

ゲスト

大丈夫ですよ👌
わざわざコメントありがとうございます😊

nor

旺文社『全訳古語辞典』を見てみますと、
確かに「ぬ」を単独で用いて強意の用法とする例が出ていますね。

いや私こそ認識不足だったようです。
しずくさん、失礼しました。

ただ、強意の場合も「~てしまう」と訳すことになるようで、
これでは完了との識別が困難ですね。(「文脈で判断しよう」ということになってしまう)

ならば、
 ①直後に推量の助動詞等を伴う場合は、強意とみなして「きっと/確かに~」と訳す。
 ②「~ぬ~ぬ(~つ~つ)」と反復される場合は並列とみなして「~たり~たり」と訳す。
 ③それ以外はすべて完了とみなして「~た/てしまう」と訳す。

その方が識別にあまり手間取らないのかな、と思います。

この場をお借りして認識を深められたようです。
ゲストさん、しずくさん、ありがとうございました。

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回答

元は「絶えなば絶えね」ですよ。
「ね」は、強意の意味になります!(助動詞「ぬ」)

nor

こんにちは。

ここ(絶えなば絶えね。)の「ね」の用法は、「完了」です。(完了の助動詞「ぬ」の命令形)

まず完了の訳し方には「~た」以外に「~てしまう(~てしまった)」があります。
加えて上記のようにこの「ね」は命令形ですので、「~てしまえ」という命令口調の訳し方になります。

※「ぬ」が強意の用法となるのは、
 直後が主に推量(の系統)の助動詞などの場合に限られます。(「つ」についても同様)
 〔例:「ぬべし」(=強意「ぬ」の終止形+「べし」) 「なむ」(=強意「ぬ」の未然形+「む」)〕
 したがって、文末の「ぬ(ね)」が強意ということは、まずありません。

ゲスト

わかりやすい解説ありがとうございます😊

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