日本史
高校生
解決済み

律令制度の令と律についてまとめるという課題なのですが、どうまとめたらいいとおもいますか。

回答

✨ ベストアンサー ✨

「律令制度」
律令を基本法とする、古代日本の中央集権的政治制度およびそれに基づく政治体制のこと。

「律令制度制定のきっかけ」
白村江の戦いに敗れた日本が、唐に対抗するため、唐の制度を真似て取り入れた。

「律」
刑法のこと。
罪を犯した時の罰則のことです。

「令」
国家を運営する基本法のこと。(広い意味でいう法律と同じです)

このあたりが、律令制度について押さえておきたいポイントです。

日本では、まず国家基本法である令が、その後に律が作られました。
中国では律(罰則)が重要視されましたが、日本では令(法)の方が重要視されたようです。そのため、令は日本の実情にあわせて改変してありますが、律は唐の律をほぼそのまま導入しているそうです。

天智天皇による近江令、壬申の乱後の持統天皇による飛鳥浄御原律令を経て、藤原不比等らによる大宝律令が701年に完成、さらに養老律令で改訂されました。

・二官八省を中心とする中央官制
・国郡里制による地方行政組織
・公地公民
・班田収授の法
・租庸調などの税
・雑徭(ぞうよう)の労役
...が、日本の「令」で定められたものです。
今だに日本に残る「ハンコ文化」なんかも、この令で定められた制度でした。

さや

すごく分かりやすいです。
詳しくありがとうございます!!

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