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大正デモクラシーについてです。

民本主義は、
「国民主権を意味する民主主義とは一線を画し、天皇主権を規定する明治憲法の枠内で民主主義の長所を採用する」という主張。

天皇機関説は、
「天皇主権ではなく、国家主権であり、天皇が全てを握っているわけではなく、あくまで国家の一つの機関である」という主張。

2つは主権が天皇にあるか国家にあるかで対立しているように思いますが、ともに大正デモクラシーの理念になっていると教科書に書かれています。

結局大正デモクラシーとはなんですか?
説明お願いします🙇‍♂️

回答

✨ ベストアンサー ✨

大正デモクラシーとは、政党政治の実現をめざした社会的風潮のことです。

その背景としては、日清戦争・日露戦争で徴兵と増税に応えて日本を勝利させ、国際的にも日本の地位を高めさせたのは国民である、という国民の自負があります。
そのため、日本のために多大な犠牲を払った国民の意見を政治にもっと反映させるべき、政党政治によって国民のための政治を実現すべき、という要求が高まります。
そこで、明治憲法の枠内で認められる範囲での「民主主義的な改革」(=民本主義にもとづく政党政治)が唱えらました。

天皇機関説は、当時議論の末に国家公認の憲法学説として認められ、政党政治の実現を理論的に後押しするものと考えられました。

民本主義と天皇機関説が矛盾するように感じるのは、民本主義の考え方が一捻りしてあるせい(天皇主権を否定するものではないですよ、という立場を取るため)ではないかと思います。

気づくのが遅れました🙇‍♂️ありがとうございます

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