回答

11:冬
12:乾
13:夏
14:雨
入試問題
図がないから絶対にわかりません。出題頻度から言うと予想は➁!下の解説を読んで自分で判断してみてください。

解説
11~14
大気の大循環と恒常風については理解されていますか?
地軸に傾きがあるため、北半球が夏至で南半球が冬至の頃太陽光がもっともよくあたるのは赤道付近ではなく北回帰線付近になります。北半球が冬至で南半球が夏至の時は南回帰線付近になります。大気の大循環の図は春分や秋分の状況を表現していますので、夏至や冬至の頃にはすべてが南北にずれることになります。高気圧が発達すると空気中に水蒸気が豊富にあっても上昇気流がないので雲にはならず雨は降りません。低気圧が発達しているときに雨になります。
入試問題
アイともに地中海性気候になります。気温が高いと上昇気流が生じ、低気圧⇒雨となりますから、普通は夏に降水量が多く、冬には降水量が少なくなります。ところが地中海性気候はこれに反して冬に降水量が見られ(よそに比べて「多い」わけではない)、夏に降水量が非常に少なくなる気候区です。これは11~14でご理解いただけた気圧帯の南北移動に伴うものです。冬は西岸海洋性気候的で欧州ですと偏西風や北大西洋海流の影響で比較的温暖で湿潤となりますが、夏は亜熱帯高圧帯の影響下に入りステップ気候的になって高温乾燥となるのです。アイは気温の年変化を見るとアの7月は夏ですがイの7月は冬ですのでアは北半球、イは南半球の地中海性気候ということが分かります。南半球の地中海性気候はオーストラリアの南西部パース付近、南アフリカ共和国南西部のケープタウン付近、南米大陸南西部チリのサンティアゴ付近の三カ所を必ず覚えておきましょう。

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