地理
高校生
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南北両回帰線と北極圏の関係を教えてください

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北緯23度26分21秒448が北回帰線、南緯23度26分21秒448が南回帰線です。これは地球の公転面、太陽の周りを回る時につくる円の面に対して地球が自転する時の軸が傾いている角度です。正確な表現をすると公転面の垂線から23度26分21秒448だけ傾いた地軸を中心に自転しているのです。ですが、23度26分くらいで十分で、23度だけでも支障がないくらいですので覚えて下さい。北回帰線や南回帰線は何を意味するかというと、夏の真っ盛りの時(夏至)、正午に太陽が空のてっぺん(太陽高度90度)にくるところです。日本の場合、国土の全ては北回帰線よりも北にあるので1年に1回もそのような日はこず、夏至の正午でも少し南に傾いた位置から日光が差し込みます。これは図に描かないと分かりにくいかもしれませんが、南・北の回帰線の間の地域は、年に1回か2回そうした日がやってくるところになります。この地域は年中太陽がよくあたって暑い寒いの季節がほとんどありません。逆に冬は全く日が登らず(太陽高度0度)、ずっと夜のところがあります。北半球が冬の時は北極付近、南半球が冬の時は南極付近です。極夜といいます。夏は太陽が沈みませんので、24時間明るいです。白夜といいます。極夜や白夜が1日以上見られる地域は極圏といいます。図を描いて下さい。右に直径5mmくらいの太陽を描いて3cm離して左に直径1cmくらいの地球を描いてみましょう。そして地球に23度程度傾いた自転軸を通します。すこしおおげさ気味に傾けるとよくわかります。太陽光線をシャーっと何本か描きます。するといくら地球が自転しても太陽光が当たらないところがあるのがわかるでしょう?これが極圈です。北極圏は北緯66度33分38秒552、南極圏は南緯66度33分38秒552です。この数字は90度から23度26分21秒448を引くと求められます。60進法ですから難しいですけどね。ですのでこれも66°34’というのを覚えておいた方が楽です。しかし、正直私でも覚えていません。回帰線は23度、極圈は66度程度で支障ありません。回帰線とは何か、極圏とは何かという上記の理屈は大事ですから必ず理解しておきましょう。

ゲスト

とても分かりやすいです!
本当にありがとうございます!

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