日本史
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解決済み

寄進をした側と受けた側がなぜwin-winの関係になるのでしょうか?
受けた側である領家は名義を貸すことによって、その貸した分の税金も払うので損だと思いました。

回答

✨ ベストアンサー ✨

寄進した側の利益
・税を免れられる
寄進受けた側の利益
・土地から収入を得られる

結論から言うと寄進を受けた側は税金を払うことはありません。
寄進のミソは、偉すぎて税金を取ることが出来ない人(上級の貴族や皇族)に寄進することで重い税を免れることにあります。
つまり、最終的に寄進を受ける人というのは税金を払う事はありません。この「偉すぎて税金を取ることが出来ない」というのがいわゆる不輸の権になってくるわけです。

ありがとうございます!理解できました!!

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回答

まず開発領主が荘園を領有することには安定性がありませんでした。何故かと言えば、国衙に収公される危険性があったり、重税が掛かったりしたからですね。
そこで開発領主は、有力貴族(領家)へ寄進し「保護」して貰いました。ここで重要なのは領家の権威を使って開発領主がしたことです。
それは簡単に言うと「国衙さん、あんたさぁこの土地の所有者誰か知ってるん?税金とれるん?この土地に足を踏み入れられるん?」、そうです、税金逃れですね。
用語で言うと「不輸・不入の権の行使」です。領家の権威を使って、開発領主は税金を支払わず、また監査も入れなくて良い状態を作ったんです。
領家は名前を貸すだけで、荘園の年貢を一部貰って収入が増えるというメリットがあり、損はほとんどありませんでした。まぁ今度は国衙が元々の律令制の意味を持ち出してきたため、領家は藤原氏や皇家にさらに寄進して、本家が生まれたり…となりますが笑

ありがとうございます!

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