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1滴の変化量が小さいからです。
例えば
塩酸をコニカルビーカーに、そして水酸化ナトリウムをビュレットに入れて滴定したとすると
H⁺の量がかなり少なくなっている中和点付近で、水酸化ナトリウムを滴下すると中和点を通り越してOH⁻の量が多くなります。
これは塩酸と水酸化ナトリウムの電離度が大きいため、1滴あたりのH⁺, OH⁻の量も多いのです。
しかし、弱酸、弱塩基は電離度がかなり小さいので1滴あたりのH⁺, OH⁻の量が少なく、pHジャンプは緩やかであると考えられます。
それは、そもそも弱酸、弱塩基がなせるpHの幅が狭いからですよ
純粋にNaOHがpH=12, HClがpH=2だとして、その差はかなり大きいですが
NH₃がpH=9, CH₃COOHがpH=5だとその差か小さいですね。この幅で中和が起こるんですからそりゃもちろんpHジャンプの幅も小さくなりますよ
あ、そもそもpHとは水素イオン濃度のことですね。
水素イオンが多くあればpHの値は小さくなります。
で、酸と塩基は水中でそれぞれH⁺とOH⁻の結合をとく、電離をしますね。
だから酸性、塩基性になるんですが
この電離は100%(全量)するものもあれば、一部が電離して残りはそのままというものもあります。
強酸、強塩基は100%電離します(逆に100%電離するものを強酸、強塩基と定義したといえばいいでしょうか)
それぞれイオン化傾向がものすごく大きいんですね。
しかし、弱酸、弱塩基は一部しか電離しません。
電離度はその度合いを表しています。
なので、同じ量の酸、塩基でも強酸と弱酸では水素イオンを出す量が異なりますね。
ですからpH自体も差がつくわけです。
おそらくご存知かと思いますが。一応
ご回答ありがとうございます。
つまり、SA+SBの中和点前のように沢山加えないと[H^+]が変わりにくい、ということですね。
もうひとつお尋ねしたいのですが、
弱酸弱塩基の時にpHジャンプの幅が狭くなるのはどうしてでしょうか?