回答

これは初動発震機構解の話です。
まず発震機構ですがこれは地震を起こした断層が
どの方向に伸びているか
傾きはどうなっているか
その断層がどう動いたか
という断層の状態を示すとともに
その元になった力がどうであったか
も示します。

これを求めるのに地震波のP波の初動を使います。
(P波というのは岩盤の伸び縮みにより伝わる波です。)

断層がその写真の図のようにズレ動いた時、その周りで縮む領域と伸びる領域ができます。
それらの領域からでたP波は地表面に伝わったとき、領域に対応して初動が縮みか伸びかに分かれます。
この、縮み、伸びは地表面では地面が最初に上に動くか下に動くかということに対応するため、岩盤が伸びれば引きの波、岩盤が縮めば押しの波と表現されます。

震源に引っ張り込まれる波を引き波
震源から押し出される波を押し波
と覚えたらいいと思います。

そうすると、ABの領域については
『B↘️↗️A』のような圧力(B)張力(A)が働き『→』の向きに動きます。
CDの領域については
『C↙️↖️D』のような張力(C)圧力(D)が働き『←』の向きに動きます。

よって、点Cでは押し波となり点Bでは南東の向きに引き波となります。

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