化学
高校生
解決済み

酸化力
HClO>HClO2>HClO3>HClO4
酸性
HClO4>HClO3>HClO2>HClO
となる理由を教えてください

オキソ酸

回答

✨ ベストアンサー ✨

○酸の強さについて

こちらもざっくりと
これはHI>HBr>HCl>HFの順になるのと同じような理由です。
酸が強いというのはH+とくっついていたくないんですね。
ClO-,ClO2-,ClO3-,ClO4-は同じ-1の電荷を持ってますが、サイズが違いますね。
サイズが大きいと表面の電荷は薄くなります。赤い風船をイメージしましょう。膨らむほど赤色は薄くなりますね?
+と-がくっつくにはそれぞれの絶対値が大きい方がくっつきやすいです。
ClO4-とClO-を比べるとClO4-がサイズが大きい→表面の電荷は薄まっている→H+とくっつきにくい→酸として強い
ってことになります。

酸の強さはこの話だけでは説明はできませんが、こういうのもあるってことを知っておくのもいいかもしれません。

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回答

原理は難しいんですよね。覚えちゃってください。ざっくり説明します。

○酸化力について
酸化するとき、ClO-とClO2-,ClO3-,ClO4-で反応機構が異なります。

ClO-はCl原子がむき出しであり、相手の電子へ直接的に反応するので、3つに比べ反応が起こりやすいです。

ClO2-,ClO3-,ClO4-はCl原子がO原子に囲まれているので、相手へO原子がくっついてから電子の移動が起きます。
この時O原子は負に帯電しているのですが、「全体で-1」の電荷をClO2-はO2つ,ClO3-はO3つ,ClO4はO4つで分け合っているので、それぞれ「O原子1つ分の電荷」は-1/2,-1/3,-1/4となります。
負の電荷が強い方が相手とくっつきやすく、反応も進みやすい。なので、酸化力はClO2->ClO3->ClO4-となるのです。

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