強酸、強塩基は電離度はほぼ1なので
加水分解は起きません。
まずは加水分解がなんなのかをはっきりしておきましょう。そうすればわかると思います。
そんな感じだけど、
例として塩酸(強酸)と酢酸(弱酸)を使うとすると
塩酸は電離度はほぼ1ですよね。
それに対して酢酸は電離度は0.01くらいです。
つまり塩酸は水溶液中ではほとんどが水素イオン、塩化物イオンで存在している。
酢酸は水溶液中では酢酸として存在していることになります。(100個中1個は酢酸イオン)
じゃあ加水分解とはなんなのかを説明すると
酢酸ナトリウムを水に溶かすと
酢酸イオンとナトリウムイオンに電離します。
しかし酢酸の電離度の問題から酢酸イオンは水と反応して酢酸となります。(この時に水酸化物イオンも発生)
次に塩化ナトリウムを水に入れるとナトリウムイオンと塩化物イオンに電離します。
ここで水酸化ナトリウムも塩化水素も電離度は1ですので、このままでOKな状態になります。
よって加水分解は起きません
理解しました!
しかし、結局加水分解とはなんですか、、?か
加水分解とは、反応物に水が反応し、分解生成物が得られる反応のことです
水を加えて分解することですよね?