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2変数の極限を求める問題です。2問あって、両方とも答えのみなら求めることはできるのですが、はさみうちの原理を使うところで躓きました。
1問目は、分母と分子に分けたとき両方とも収束して、分母は0にならないので、別々にはさみうちの原理を使うと考えました。
2問目は、3項に分けて考えるとすべて収束するので別々にはさみうちの原理を使うと考えました。
しかし、手間がかかってしまいそうなので良い方法はないでしょうか。できれば、はさみうちの原理以降の解答例をお願いします。

微分 2変数関数 極限

回答

✨ ベストアンサー ✨

1問目は
x²y
lim —————
(x,y)→(0,0) √(x⁴+y²)
であってますか?

少し技巧的ですが、(x,y)→(0,0) より |y|≦1 としてかまいません。このとき
y² ≧ y⁴
より
√(x⁴+y²) ≧ √(x⁴+y⁴)>0
なので
1/√(x⁴+y²) ≦ 1/√(x⁴+y⁴)
よって、
| x²y/√(x⁴+y²) | ≦ x²|y|/√(x⁴+y⁴)
なので右辺が0に収束することを示せばよいです

ちなみに、「分子が0に収束して分母が√sin²θ になるから〜」という考え方は実は注意が必要です。実際、
x²y
lim ———–
(x,y)→(0,0) x⁴+y²
なる極限を考えると、これは極座標表示により0に収束しそうに見えますが、y=x² に沿って近づけると1/2に収束するため二変数関数としての極限は存在しません

2問目
これも上と同じく、r→0 より |r|≦1 としていいので、三角不等式を用いて
|6rsinθcosθ+4rcos²θ+r²sinθcos²θ|
= r|6sinθcosθ+4cos²θ+rsinθcos²θ|
≦ r(|6sinθcosθ|+|4cos²θ|+|rsinθcos²θ|)
≦ r(6+4+1)
≦ 11r
→ 0 (as r→0)
とすると1つにまとめてできますね

まあ、最初に自分から言っておいてなんですが、ある程度のところまで来たらはさみうちに言及しなくても正解になると思います

ブラック

回答ありがとうございます。
最初の問題はそのような解き方でも解くことができるんですね。勉強になりました。
あと、自分なり一応はさみうちでの解答を作ってみました。よければ添削お願いします。

ブラック

元の画像を変更してアップロードしています。

ブラック

あと、1問目の分子はxyでした。すみません。

gößt

2問目はそれであってますね。変に|r|≦1とかする必要なかったです

1問目はちょっと問題ありです
(0≦) √(r²cos⁴θ+sin²θ) ≦ √(r²+1)
なので
1/√(r²cos⁴θ+sin²θ) ≧ 1/√(r²+1)
と不等号がひっくり返ってしまいます

gößt

え!1問目の分子xyなんですか?だとするとこれは収束しないような⋯

ブラック

0 ≦ の部分を変えようとと思ったのですが、うまい方法が思いつきませんでした。はさみうちで解くのは厳しいですか。

ブラック

すみません。x^2yであってます。
確認ミスでした。

gößt

私も少し考えましたが、|r|≦1 として
√(r²cos⁴θ+sin²θ)
≧ √(r²cos⁴θ+r²sin²θ)
= r √(cos⁴θ+sin²θ)
= r √(cos⁴θ-cos²θ+1)
= r √{(cos²θ-1/2)²+3/4}
≧ √(3/4)•r
と評価する方法がありますね。かなり大変な問題になってしまいましたが。もっといい方法あるのかな?

あと、これを書いてて気付いたのですが最初に私が書いた方法で示す場合
√(cos⁴θ+sin⁴θ)
を下から正定数で抑える必要が出てきますね。まあやりようはありますが、初めから極座標変換する方が楽かもしれません

ブラック

分かりました。わざわざありがとうございました。大変参考になりました。

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