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各室に入っている溶液に注目してみてください。
まずA室には鉄(Ⅱ)があります。
鉄を含む酸化還元反応では、2価の鉄が3価の鉄になるという反応がありましたよね?
ここではその酸化反応が起き、鉄(Ⅱ)が鉄(Ⅲ)に変化すると判断します。
Fe[2+]→Fe[3+]+e[-]
よって、こちらから電子が発生します。
次にB室ですが、ここには強力な酸化剤である過マンガン酸カリウムが硫酸酸性条件で存在しています。
つまり、B室そのものは還元され易くなっているということです。
酸化剤として周りから電子を奪うことで、自身は還元されることを意識してください。
MnO4[2-]+8H[+]+5e[-]→Mn[2+]+4H2O
よって、こちらは電子を吸引します。
以上の考察から、電子e[-]はAからBへ流れると考えられます。
その通路は、基本的に導線の方だと判断してください。
素焼き板だけではなく、陽イオン交換膜など、両室の間に置かれる仕切りにも種類がありますけど、電流(または電子)はそこではなく導線を通ると覚えましょう。
電流の方向は、電子の移動とは逆向きとされているので、電子の移動方向はA→導線→B、電流の方向はB→導線→Aとなります。
したがって、Bが正極で、Aが負極です。
問6もおかげさまでできました(^^)
とてもわかりやすかったです
教えてくれてありがとうございました(^^)