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組成式とは？
イオンの比を最も簡単な整数比で表した式
（物質中で陽イオンと陰イオンの電荷が釣り合っている必要がある）
たとえば：
• ナトリウムイオン Na⁺ と 塩化物イオン Cl⁻ → NaCl（組成式）
組成式を求める基本手順（コツ）
① イオンの種類と電荷を確認する
→ まずはそれぞれのイオンが何価のイオンかをはっきりさせる。
② 電荷の総和がゼロになるようにイオンの数を決める
→ 全体の＋と−の電荷が打ち消し合うようにする。
③ 最も簡単な整数比にする
→ イオン数を最小の比で表す。
具体例でコツをつかむ
例１：カルシウムイオンと塩化物イオン
カルシウムイオン Ca²⁺
塩化物イオン Cl⁻
① Ca²⁺… +2
② Cl⁻… -1
→ ＋2 と −1 を釣り合わせるには？
→ Cl⁻が2個必要（-1 × 2 = -2）
→ CaCl₂（これが組成式）
例２：アルミニウムイオンと酸化物イオン
Al³⁺ と O²⁻
① Al³⁺… +3
② O²⁻… -2
→ 3と2の最小公倍数は6なので：
• Al³⁺を2個 → +3×2 = +6
• O²⁻を3個 → -2×3 = -6
→ Al₂O₃（組成式）
大事なコツまとめ
イオンの価数（電荷）を絶対に間違えないこと。
電荷の和＝0にする
最小の整数比に直す
さらに簡単に求める「たすきがけ法（クロス法）」も便利
クロスさせるだけです。
例：Al³⁺ と O²⁻
• Al³⁺ → 3
• O²⁻ → 2
クロスして
→ Al₂O₃（完成）
（※最後に約分できないかだけ確認）
最後に
もしイオン式が出てこない場合は、
・周期表の族から予想する
・覚えるしかない代表イオン（Na⁺、Ca²⁺、Al³⁺、Cl⁻、SO₄²⁻、NO₃⁻ など）
ありがとうございました！
すごく分かりやすかったです
明日のテスト、これで頑張ります！