回答

③この問題の原則
傍線部の言葉が単体なのか、何かとセットなのかを見極める
直前の語と、切れるのか切れないのかを考える

「ぬれ」が単体だとすると「たづ」という動詞が存在することになる。
→現代語「尋ねる」から考えて、ここは「たづ」でなく「たづぬ(ナ行下二段)」と推測できる。更に「たづぬ」には已然形「たづぬれ」が存在していることに気付く。
→よって傍線部はオ(動詞の一部)となる。

⑤この問題の原則
助動詞「らる」の意味の識別ができているかどうか
*「人・物に(された)」が見当たれば受身
*主語が敬意の対象(貴族など)なら尊敬
*「思ふ・偲ぶ」などの心内表現とセットなら自発
*「〜れず・〜られず」の形なら可能

「縁を結ばしむるわざ」をした主語は「隆暁上人」。
→「上人(しょうにん)」は僧侶に対する敬称(〜先生のニュアンス)である事を知っているかどうか。知っていれば、「主語が敬意の対象である」ことに気付く。
→よって傍線部はイ(尊敬の助動詞)となる。

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